4分の1に小型化したユニット型DC-DCコンバーター、TDK:DINレール取り付けにも対応
TDKは2025年12月22日、TDKラムダブランドのオールインワン設計ユニット型DC-DCコンバーター「CCGS」シリーズの開発を発表した。設計から部品選定、検証までTDKラムダ側で行ったパッケージ品で、同社既存製品と比べて約4分の1の小型化を実現している。
TDKは2025年12月22日、TDKラムダブランドのオールインワン設計ユニット型DC-DCコンバーター「CCGS」シリーズの開発を発表した。定格出力15Wの「CCGS15」、30Wの「CCGS30」の2モデル展開で、2026年1月から日本先行で受注を開始する。
CCGSシリーズは、DC-DCコンバーター部品と周辺回路の設計からノイズ対策、部品選定、基板のパターン設計、電源の放熱設計までTDKラムダで行い、パッケージ化した製品だ。ユーザーは入力ソースと負荷を接続すれば、そのまま使うことができる。主な用途としては、半導体製造装置やインフラ関連、FA、ロボット、計測、通信などを想定する。
既存品の約4分の1に小型化 側面取り付けにも対応
TDKによると、従来はユーザー側で、求める仕様にあわせて部品選定や設計などを行ってきたが、人手不足の影響や時間短縮ニーズの高まりから、電源部の設計を省略したいとの要望が増え、開発に至ったという。
本製品を導入することで、設計者は電源以外の検証や実装に集中することが可能。保守メンテナンスや機能拡張、オプション追加の簡易化、部品点数削減による発注管理の簡素化にも貢献する。
サイズは52.0×23.5×93.0mmで、小型部品の採用などにより、TDKの既存製品「RDS-A」と比べて約4分の1の小型化を実現。95gと軽量で、側面取り付けにも対応した。通常取り付け時と比べて実装面積を55%削減できる。通電状況を確認できるLEDや、リモートON/OFFコントロール機能、出力可変ボリュームも備えた。
接続端子はブロック端子台と、コネクターの2種類から選択できる。ブロック端子台はバネ式のネジ脱落防止機構を備え、配線作業の効率化に寄与する。コネクターは誤挿入防止のため、入力、出力で形状を変えている。DINレール取付オプションも選択可能だ。
量産はTDKラムダの長岡工場(新潟県長岡市)で行う。価格は個別見積もりで「CCGS15、CCGS30の2モデルで、5年後に年間2.5億円の売り上げを目指す」(TDK担当者)とする。
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