ザインとiCatchが協業、全方位センシングを実現:自動運転などに向け
ザインエレクトロニクスは、台湾iCatch Technologyと協業し、自動運転や自律システムに向けた「全方位センシングソリューション」を開発した。「Automotive World Japan 2026」(2026年1月21〜23日、東京ビッグサイト)のiCatchブースで共同デモを行う。
自動運転車やドローンに搭載、全方位で障害物を検出し回避
ザインエレクトロニクスは2026年1月、台湾iCatch Technologyと協業し、自動運転や自律システムに向けた「全方位センシングソリューション」を開発したと発表した。「Automotive World Japan 2026」(2026年1月21〜23日、東京ビッグサイト)のiCatchブースで共同デモを行う。
全方位センシングソリューションは、ザインエレクトロニクス製のトランスミッターIC「THCV241A」および、レシーバーIC「THCV244A」と、iCatch製のAIビジョンプロセッサ「V9」を組み合わせた。これを自動車やドローン、ロボティクスなどに搭載すれば、360度サラウンドビューおよび、全方位で障害物を検出し回避することが可能となる。
V9は、エッジAI認識向けに設計されたプロセッサだ。AI演算処理能力が4TOPSというNPUの他、最大フルHD45に対応できる高密度ステレオマッチングアクセラレーター、2.5D高密度配線GPUなどを集積している。
共同デモでは、カメラから出力される映像信号(MIPI)を、THCV241AでV-by-One HS映像信号に変換することで長距離伝送を可能にした。分散配置されたカメラ4台分のV-by-One HS映像信号を高速伝送し、受信した映像データをTHCV244AでMIPI CSI-2映像信号に統合し、V9で障害物検出などの処理を行う。これにより、自動運転車などで必須となるリアルタイムの全方位センシングを可能にした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
AIデータセンター向け「DSPレス」光半導体の開発を加速
ザインエレクトロニクスは、次世代AIに向けた光伝送DSPレス多チャネル半導体(VCSELドライバー/TIA)技術が、情報通信研究機構(NICT)の「データセンター向け多チャネル光配線集積技術に関する研究開発プロジェクト」に採択されたと発表した。
広告ディスプレイでエッジAIを容易に実現 ザインエレ
ザインエレクトロニクスは、属性認識機能を備えた広告用ディスプレイを容易に開発できる「店舗販促AIサイネージソリューション」の提供を始める。
AI光コンピューティング向け光半導体技術を開発
ザインエレクトロニクスは、AI光コンピューティングに向けた光半導体技術「ZERO EYE SKEW」を開発した。データサーバに応用すれば、超高速通信を極めて低い電力消費かつ低遅延で実現できるという。
ザインがエッジAI開発支援を強化、ワンストップで
ザインエレクトロニクスは2024年12月9日、エッジAI機器開発に必須となるハードおよびソフトをまとめて提供する新たな「ワンストップ・ソリューション」の提供開始を発表した。画像データの高速伝送や画像処理をはじめとした独自技術/ノウハウを生かしサービスを展開、さらなる事業拡大を図る。
VCSEL対応光半導体を開発 DSP不要で消費電力を大幅削減
ザインエレクトロニクスは2024年9月10日、次世代通信規格PCI Express 6.0対応の超高速PAM4 64Gbps通信用光半導体チップセットを開発したと発表した。DSPを不要とするVCSEL対応光半導体で、消費電力を60%削減、光DSP処理で生じるレイテンシを90%削減する。
ザイン、次世代PCI Express向け光半導体事業に進出
ザインエレクトロニクスが、消費電力が小さく低遅延を実現した次世代PCI Express向け光半導体を開発し、データセンター市場に進出すると発表した。
