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テレビ市場でも「日本に期待」 HDMI最新動向:26年1QにHDMI 2.2対応ケーブルも(2/2 ページ)
HDMI Licensing Administrator(以下、HDMI LA)は2026年1月30日、HDMI関連市場や技術の最新動向について発表するプレス向け説明会を開催。CEOのRob Tobias氏が登壇し、「CES 2026」の各社発表などに基づいたHDMI関連製品の進化について語った。
AIが映像体験、ゲーム体験を高品質化
続けてTobias氏は、2026年1月に米国ラスベガスで開催された「CES 2026」での発表などに基づいた、HDMI関連製品の最新動向について報告した。
家電では「より多くの製品でAI導入が加速する」(Tobias氏)と説明。「ゲーム関連では、AIを活用したグラフィックとパフォーマンスの強化や、プレイヤーにパーソナライズされたゲーム体験の提供、バーチャルアシスタントなどが開発されている。テレビ関連でも、AIによる画像処理の強化や画面補正、パーソナライズ化されたスマート広告表示などが開発中だ」という。
テレビ、ディスプレイ技術として、2026年にはRGB LEDバックライト技術や、最新のRGBスクリーン技術が広く普及することが予測されるという。また有機ELディスプレイの価格が大幅に下落する、多くのメーカーから量子ドット(QD)技術搭載液晶テレビが発売されるなどの要因から、高性能テレビがより手ごろな価格で提供される見込みだとした。
「HDMIフォーラムでは、引き続き次世代規格の立ち上げに向けて動いている。AI導入によって、より高品質な映像体験やゲーム体験を実現するためにも、インタフェースとして、HDMIがいかにサポートするかを見極めていかなければならない」(Tobias氏)
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