「友だち登録で割引」、どうする? 面倒くささの値段を考える:電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記
これまで生きてきて面倒くさがりで逃した「お得」を集めたらいくら分になるのでしょうか。
この記事は、2026年3月23日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
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「友だち登録で割引」、どうする? 面倒くささの値段を考える
何らかの行動をとりたくないと伝えるときに、「○○円もらってもやりたくない」と表現することがあります。
先日、居酒屋に行った際に店員さんから「LINEでこの店舗を友だち登録すれば、ドリンクが1杯無料になります」と教えてもらったのですが、ちょっと面倒に感じてしまい、遠慮しました。ドリンクは600円ほど。登録は1分足らずで終わると思うのですが、頻繁に来るお店ではなかったこともあって、その時の私は文字通り、600円もらってもスマートフォンを取り出したくなかったのです。
一方で、隣の席にいた人たちは「早速登録しよう」と話していました。同じ状況でも、手間の感じ方は人によって異なります。私たちは日常の中で無意識のうちに、金銭や時間、労力、心理的な抵抗など多くの要素を計算して動いているといえそうです。
例えば、フリマアプリの出品作業は、私にとってかなり「高価」です。我が家に不用品がたんまりあるのを見つけた友人から「フリマアプリに出品すれば片付くし、数万円くらいになるのに」と言われたことがあります。ならばと一度は思ったものの、購入者とのやりとりや梱包/発送作業を想像するだけで疲れ果ててしまい、結局むしろお金を払って粗大ごみとして出したり、そのままにしたりしています。
使っていないサブスクリプションサービスを解約できなかったり、通っていないジムを退会できなかったりといった「あるある」も、同じような状況なのではないでしょうか。支払い続けるのはお金がもったいないと思いながらも、面倒くささがそれを上回ってしまうのです。
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