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触覚はPSOC 4、関節にGaN、目や耳も――人型ロボット向けで攻めるInfineonembedded world 2026(1/2 ページ)

米国や中国を中心に開発が加速するヒューマノイドロボットに向け、Infineon Technologiesは各種センサーやマイコン、パワー半導体など知覚や制御、駆動を支えるソリューション展開を強化している。今回、同社のHead of Application Management RoboticsであるNenad Belancic氏に話を聞いた。

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 米国や中国を中心に開発が加速するヒューマノイドロボットに向け、Infineon Technologies(以下、Infineon)は各種センサーやマイコン、パワー半導体など知覚や制御、駆動を支えるソリューション展開を強化している。今回、同社のHead of Application Management RoboticsであるNenad Belancic氏に話を聞いた。

InfineonのHead of Application Management RoboticsであるNenad Belancic氏
InfineonのHead of Application Management RoboticsであるNenad Belancic氏

PSOC 4が腕の皮膚や指先の触覚に

 Infineonは欧州最大規模の組み込み技術展示会「embedded world 2026」(ドイツ・ニュルンベルク/2026年3月10~12日)に出展しヒューマノイドロボット向けの各種ソリューションを展示した。

 Belancic氏がまず紹介したのが、独自の静電容量センシング技術「CAPSENSE」を搭載したマイコン「PSOC 4」ファミリーを用いたロボットの触覚センシングだ。PSOC 4はArm Cortex-M0およびM0+ベースの低消費電力マイコン。2025年3月には、最新の第5世代CAPSENSEに加え、新しい独自の誘導センシング技術および液体センシングなどMulti-Sense機能も加えたエントリーレベルの新製品「PSOC 4000T」を投入した。

 会場では、このPSOC 4000Tを活用し、ロボットの腕部分の『皮膚』やロボットハンドの指先の触覚センシングを実現するデモを披露した。

「PSOC 4」ファミリーについて[クリックで拡大]
「PSOC 4」ファミリーについて[クリックで拡大] 出所:Infineon Technologies

 ロボットの腕部のデモでは、250mm×165mmのセンサー用スキンを腕の表面に巻き付け、その上から触れると、PSOC 4000TのCAPSENSE機能により、100の検出点(10×10)で接触位置を正確に検出できる様子が示された。Belancic氏は「PSOC 4のCAPSENSE機能によって、100点以上のセンシングを単一デバイスでカバーし、位置を正確に検出できる。これは将来、ロボットが人と協働するうえで不可欠な機能になる。ロボットが『この部分に強い圧力がかかっているので動作を止めるべきか』などと判断するには、力の分布を把握する必要があるからだ」と説明した。

ロボットの腕部の触覚センシングデモ

 PSOC 4000TのCAPSENSE機能は、指先の触覚センシングでも活用できる。こちらのデモでは12.5mm×12.5mmと小型のセンサー用スキンを用い、25(5×5)の検出点でタッチ/圧力センシングをする様子を示していた。「指に触れたことを検出できるだけでなく、どこを、どの程度の強さで触れたかまで把握できる。これは現在市場にある他のソリューションと比較した際の、PSOC 4の大きな利点だ」(Belancic氏)

指先の触覚センシングデモ
ロボットの腕部のセンサー用スキン指先の触覚センシング用スキン 左=ロボットの腕部のセンサー用スキン/右=指先の触覚センシング用スキン[クリックで拡大]
ロボットの腕部のデモについて指先の触覚センシングデモについて 左=ロボットの腕部のデモについて/右=指先の触覚センシングデモについて[クリックで拡大] 出所:Infineon Technologies

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