HDD大手Seagateの四半期業績、2四半期連続で利益率が過去最高を更新:福田昭のストレージ通信(310)(2/2 ページ)
今回は、米Seagate Technologyの2026会計年度第3四半期(2026年1月〜3月期)の業績を紹介する。
「データセンター」向け製品の売上高が全体の8割を占める
Seagateは製品分野を「データセンター(Data Center)」と「エッジIoT(Edge IoT)」に大別している。「データセンター」は、クラウドおよびエンタープライズ向けニアライン製品と、画像データ(VIA:video and image applications)向け製品で構成される。「エッジIoT」には「データセンター」向けを除く全ての製品をまとめた。デスクトップPC用HDDとSSD、ノートPC用HDDとSSD、外付けのHDDとSSD、デジタルビデオ録画用HDD、ゲームコンソール用HDDなどは「エッジIoT」に属すると思われる。
これらの定義に基づき、発表資料では売り上げと総出荷記憶容量を四半期ごとにまとめていた。
2026会計年度第3四半期(2026年1月〜3月期)における「データセンター」向け製品の売上高は前期比12%増、前年同期比55%増の25億米ドルである。同製品が売上高全体に占める比率は80%と高い。前期比で1ポイント増、前年同期比で5ポイント増となった。
2026会計年度第3四半期(2026年1月〜3月期)における「エッジIoT」向け製品の売上高は前期比2%増、前年同期比12%増の6億1200万米ドルである。同製品が売上高全体に占める比率は20%で、前期比1ポイント減、前年同期比5ポイント減となった。
HDD製品の総出荷記憶容量は前期比5%増の約200EBに
HDD製品の総出荷記憶容量は前期比5%増、前年同期比39%増の199EB(エクサバイト:1018バイト)である。その約90%はデータセンター向けだとする。
HDD製品は「ニアライン」と「ニアライン以外」に分かれる。「ニアライン」の総出荷記憶容量は前期比6%増、前年同期比47%増の175EBである。「ニアライン以外」の総出荷記憶容量は24EBである。前期と比べて4%減少し、前年同期とは同じだった。
(次回に続く)
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