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マクセルとJAXA、宇宙で使える全固体電池を開発へ:機体軽量化や設計自由度向上
マクセルは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と全固体電池の共同研究を始める。温度管理設備を最小限に抑えた小型衛星における「機体の軽量化」や「設計自由度の向上」を目指す。
宇宙環境でも安定した出力特性と長寿命化の確立目指す
マクセルは2026年6月、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と全固体電池の共同研究を開始すると発表した。温度管理設備を最小限に抑えた小型衛星における「機体の軽量化」や「設計自由度の向上」を目指す。
マクセルは、JAXAが取り組む「JAXA宇宙技術実証加速プログラム(JAXA-STEPS)」において、「宇宙機ミッションを最大化する高耐熱全固体電池の開発実証」というテーマを提案、これがJAXAに採択され共同研究することになった。
近年は人工衛星の打ち上げ数が急増する中で、機体の軽量化や高性能化、長期間の安定稼働といった要求が高まる。ここで制約の1つとなっているのが人工衛星の駆動用電源だという。これまで搭載されてきた液系リチウムイオン電池は、耐温度性能が課題となっている。
例えば、一般的なリチウムイオン電池の上限使用温度範囲は60℃で、この程度だと宇宙空間では寿命が加速度的に低下する。また、100℃を超える高温域だと破損や発火が生じる可能性がある。こうしたトラブルを防ぐには特殊な温度管理設備が必要となり、機体が重たくなったり、設計の自由度が低下したりしていた。
マクセルはこれまで、100℃以上でも高い安全性を維持できる全固体電池の開発に注力してきた。そこで今回は、宇宙環境でも安定した出力特性や長寿命を可能にする全固体電池をJAXAと共同研究することにした。人工衛星への搭載を想定した実証実験も行う予定だ。
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