画像鮮明化を1チップで実現 組み込みも容易に:TSMC 40nmで製造(2/2 ページ)
ロジック・アンド・デザインは2026年7月31日、「“より視える化”セミナー2026」を開催し、同社の画像鮮明化技術「LISr(リサ)」を搭載したSoC(System on Chip)「LISr-RISA(リサリサ)」を初公開した。これまでハードウェアやソフトウェアで提供されてきたが、チップ化したことで機器への組み込みが可能になる。
リアルタイム画像鮮明化で顧客の品質判断向上を支援
ロジック・アンド・デザインは2018年に、現代表取締役の佐藤公明氏と取締役副社長でR&D事業部長の小林正浩氏を中心に設立された。佐藤氏は「LISr-RISAは世界初となる画像鮮明化アルゴリズム搭載半導体チップだ。設立当初からLISrのチップ化を目標にしていたが、ついに開発が完了し、量産の段階に入った」(佐藤氏)と述べる。
「ロジック・アンド・デザインは、半導体メーカーなど大手企業で長年勤めあげた人間が集まる会社だ。(2026年7月時点で)社員の平均年齢が55歳のシルバーベンチャーだが、年齢関係なく一丸となって、社会課題解決のソリューションプロバイダーを目指している。パートナー企業と協力しながら、世界で戦える高付加価値製品の普及促進に取り組みたい」(佐藤氏)
専務取締役でアカウント・マネジメント本部長の北川彰氏は「イメージセンサーにとっての重要業績評価指標(KPI)とエンドユーザーにとってのKPIは一致しない。このギャップを埋めるのが、ロジック・アンド・デザインの鮮明化技術だ」とする。
「イメージセンサーの進化によって取得できる情報量が大幅に増えてきたが、これからは、画像からいかに価値のある情報を取り出すかが重要になる。それを実現するのがLISrで、新たにチップ化したことで、あらゆる機器への組み込みが可能になった。画像鮮明化の技術を“使う”時代から、“組み込む”時代に移行する」(北川氏)
ターゲット分野として、インフラ監視、ファクトリーオートメーション(FA)、モビリティ、防衛、医療の5つを挙げる。「用途や顧客は異なるが、どの分野も誤判断から生じるコストが高い。判断のベースとなる画像情報を高品質かつリアルタイムで提供することで、顧客の判断品質向上を支援することが、LISr-RISAによって提供できる本質的価値だ。今後あらゆる機器やセンサーの中で、ロジック・アンド・デザインの技術が活躍する世界を目指していく」(北川氏)
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