「先の見えない時代にRISC-Vは最適」 SDVでの標準化目指すInfineon:包括的エコシステムを構築(2/2 ページ)
インフィニオン テクノロジーズ ジャパン(以下、インフィニオン)は2026年7月、「インフィニオンRISC-Vセミナー2026」を開催した。基調講演の「SDV時代の車載開発に向けたRISC-V導入戦略」では、Infineonが進めるRISC-Vエコシステムなどが紹介された。
エコシステムでRISC-V開発を包括的にサポート
Infineonは顧客企業のRISC-V研究開発を包括的にサポートできる体制を作るため、パートナーとの協力のもと、RISC-Vエコシステムの構築を進めている。現在は命令セットアーキテクチャ(ISA)のグローバルスタンダードを定めているところで、大本のグローバルスタンダードを用意しつつ、国や地域の特性にあわせたプラットフォームを提供する「グローカライゼーション」を目指す。
同エコシステムでは、仮想空間上でRISC-V製品の開発を進められる「バーチャルプロトタイプ」によって、開発期間やコストを削減できる。エコシステムで提供するソフトウェアやツールの中から、顧客に最適なものをバンドルするプラットフォーム「DRIVECORE」も提供する。
またInfineonでは、開発環境のバーチャル化も進めている。開発のさらなる高速化を目的としたもので、まずはいくつかのソフトウェアをクラウド上で提供することからはじめ、将来的にはMCUの評価も含むエコシステム全域のバーチャル化を目指すという。
Schneid氏は「RISC-Vのオープン性は、各地域および顧客の『主権を確保したい』というニーズを満たすうえで重要な役割を果たす。InfineonのRISC-Vエコシステムは躍動的に動いていて、最近は日本のパートナーも参画するようになってきた」と述べる。
「SDVは非常に革新的なアーキテクチャだ。ソフトウェア定義型のスタイルは、今後ロボティクスにも広がっていくだろう。Infineonは、従来の環境から今後出てくる新たなサービス、ソフトウェアまで、全て組み合わせて新しいサービスを提供したい」(Schneid氏)
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