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脳を光らせて働きを解明――欧州最大の独立研究機関が最新状況報告(前編):ビジネスニュース フォトギャラリー(6/6 ページ)
世界有数の研究機関として知られるベルギーのIMEC。現在もさまざまな研究プロジェクトが進行中だ。今回は、450mmウエハーへの移行計画や、魚を用いた脳の働きの研究など、いくつかのプロジェクトを、写真を交えて紹介する。
魚の脳の蛍光検査で脳の働きを探る
IMECが新設したNERF(Neural Electronics Research Flanders)センターの研究グループは、脳の働きを解明するための研究に取り組んでいる。高齢者をはじめとする多くの人々が脳疾患に苦しんでいることから、こうした基礎研究の成果を、その新しい治療法に役立てたい考えだ。
研究者であるCameron Wyatt氏(図11)の案内で、広大なゼブラフィッシュの飼育場などを見学した。ゼブラフィッシュの胚は、活動状態の脳を研究する上で非常に優れた研究材料だという(図12〜14)。
NERFの研究チームは、ゼブラフィッシュに特定の味のする物を与えたり、においをかがせたりする。そして、ゼブラフィッシュが化学物質や特定のたんぱく質を感知した際、脳のどの部分を使っているかを、蛍光材料を用いた検査で探っている。この方法では、脳の使われている個所が発光するという。
【翻訳:滝本麻貴、田中留美、編集:EE Times Japan】
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