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オムロンなど4社、微弱振動をエネルギー源に使うセンサーモジュールを実用化:TECHNO-FRONTIER 2012 エネルギー技術
オムロンなど4社は、「エレクトレット」と呼ぶ振動発電デバイスをエネルギー源に使う、センサーモジュールの販売を2012年8月に開始する。環境に存在する微弱な振動を、温度などをセンシングするエネルギー源に変えることができる。
オムロンやAGC(旭硝子)など4社は、環境に存在する微弱な振動をエネルギー源として使うセンサーモジュールを開発し、「TECHNO-FRONTIER 2012(テクノフロンティア2012)」(2012年7月11〜13日、東京ビッグサイト)に出品した。2012年8月に販売を開始する予定で、温度センサーを搭載したサンプル品の価格は10万円である。
開発したセンサーモジュールは、振動発電デバイス(ハーベスタ)に「エレクトレット」を使ったもの(エレクトレットについての関連記事)。AGCがエレクトレット用材料の開発を担当し、オムロンがこの材料を使った振動発電デバイスを開発、製造した。協業した残る2社は、THHINK Wireless Technologies Japanと小西安である。THHINK Wireless Technologies Japanがセンサーモジュールの設計と開発を、小西安がマーケティングや販売、技術サポートを担当している。
電源ケーブルの配線や電池を交換するメンテナンスが不要であることを訴求し、各種モニタリング用途に売り込む。アプリケーションの例としては、モーターの回転異常検知システムや、屋内の照明や温度のモニタリングシステム、高速道路ヘルスモニタリングなどがある。
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