囲いから解き放たれるロボット、人間の生産性を高める“協働”へ――統合電子版2012年10月号:EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版
「EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版」の2012年10月号を発行しました。Cover Storyの「囲いから解き放たれるロボット、人間の生産性を高める“協働”へ」の他、今回はSpecial Reportとして10月2〜6日に開催されたCEATEC JAPAN 2012の速報リポート「家電も車もスマホにつながる、“スマート化”で新たな付加価値を探れ」を掲載。さらに、「iPhone 5を分解、新型プロセッサ『A6』の謎に迫る」、「電気自動車『ボルト』、電池管理の秘密」など、幅広い話題を掲載しました。
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2012年10月号
Cover Story
囲いから解き放たれるロボット、人間の生産性を高める“協働”へ
人間に傷害を負わせないように防護用の柵に囲われていたロボットが、我々のすぐ隣で仕事をするようになる――。生産ラインで人間の作業員と並んで組み立てに従事したり、高齢者や障害者が独力で自宅での生活を送れるように支援したりする、“協働ロボット”の開発が進んでいる。ロボット業界の取り組みを追った。
Special Report ―― CEATEC JAPAN 2012
家電も車もスマホにつながる、“スマート化”で新たな付加価値を探れ
Tear Down
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編集後記
家電のスマート化はOK、でもその前に……
“スマート化”をテーマに開催された今年の「CEATEC JAPAN」。中でも多くみられたものが、スマートフォンやタブレット端末と、家電などのさまざまな機器を連携させるサービスでした。例えば、スマートフォンで家電を操作したり、外出中にスマートフォンから自室のライブカメラの映像を確認したり……といった具合です。さらには、スマートフォンを介してドライバーと“話せる”車が自宅の家電を操作する、という未来のカーライフも提案されました。
ですが、来場客からはこんな声も。「え〜、じゃあこの機能を使うにはスマートフォンに買い替えなきゃいけないの? あれ、電池持たないからなあ」。そうなのです。2012年8月の時点で日本国内のモバイル機器ユーザーのうち、スマートフォンユーザーは2割前後。世界的にみれば日本のスマートフォン普及率は低い方です。そしてスマートフォンを選ばないユーザーの主な理由が「電池の持ちが悪いから」。
そうですよね。せっかく家電を遠隔操作できたとしても、肝心のスマートフォンの電池が切れてしまったら、どうにもしようがないわけです。「もういい。洗濯機なんて帰ってから回せばいい」なんてことになりかねません。家電や車のスマート化もいいけど、その前にスマートフォンの電池の持ちを何とかしないとダメなのでは? と、こう思ったのでした。(村尾麻悠子)
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