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「スマホが友達感覚に」、人に寄り添う技術をシャープが開発ビジネスニュース 企業動向

シャープは、友達のように愛着が感じられ、人に寄り添うモバイル端末を実現するための新機能「emopa(エモパー)」を開発し、まずは2014年度冬に発売するスマートフォンAQUOSの主力モデルに搭載すると発表した。

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 シャープは2014年10月1日、友達のように愛着が感じられ、人に寄り添うモバイル端末を実現するための新機能「emopa(エモパー)」を開発し、まずは2014年度冬以降に発売するスマートフォンAQUOSの主力モデルに搭載すると発表した。エモパー機能を搭載スマートフォンは「声」と「画面」で、タイミングよく話しかけてくるという。

 シャープは、「ココロエンジン」と呼ぶ人工知能技術を開発し、健康/環境家電製品に搭載してきた。周囲の状況などに応じて、人に親しみや癒し、天気予報やニュースなどを提供することができる。通信システム事業統括兼通信システム事業本部長で、常務執行役員を務める長谷川祥典氏は、「ココロエンジン技術をベースとして、モバイル端末向けに必要となる機能を付加して新たに開発した」と話す。emopaとは、「Emotional Partner」からなる造語である。また、エモパーの製品展開として長谷川氏は、「2014年冬に投入を予定しているスマートフォンAQUOSのフラッグシップモデルに搭載して供給する。将来的には全機種で展開していく」と述べた。

通信システム事業統括兼通信システム事業本部長で、常務執行役員を務める長谷川祥典氏(右)と、「ココロエンジン」技術をベースに、モバイル端末向けと家電製品向けに展開する (クリックで拡大) 出典:シャープ

 エモパーは、主に3つの新技術を用いている。「スマートセンシング」、「音声合成」および「プライバシー保護」である。スマートセンシングに関しては、動作時の消費電流が小さいセンサーと、状態推定用のエンジンを組み合わせている。これにより、スマートフォン自体が位置情報に基づいて所有者の状態を推定する。また、通常の就寝時間や起床時間、自宅や職場/学校の場所、通常の出社/登校時間、および周辺の天気などからも状態を推定する。

 音声合成に関しては、音質やイントネーションはもとより、感情を加えた発話とした。話題も所有者の状況を踏まえて対応するという。今回は、けなげに頑張る「えもこ」、渋い声の「さくお」、自由に呟く「つぶた」と、3人のキャラクタを用意している。この他、プライバシー保護についても、十分な対応を行っているという。


画面へのメッセージ表示例

 エモパー搭載のスマートフォンAQUOSは、タイミングよく、心を込めて「声」や「画面」で話しかけてくる。一例だが、家庭では、「おはようございます。今日は雨が降りそうです。傘を忘れずに」と話しかけてくる。帰宅時には感情をこめて「お疲れ様でした」と話しかけてくるという。電池の残量が少なくなると「お腹がすきました」と発し、充電を促す。外出先では基本的に「画面に表示されるメッセージ」で話しかけてくるようになっている。

 もちろん、家庭内でも、マナーモード設定やスマートフォンの画面を下にして伏せた状態では、話しかけてくることはない。逆に、外出先でもスマートフォンを手に持って振れば、音声を発することも可能である。

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