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Bluetooth SIGが「Smart mesh WG」を立ち上げ、機器接続数の拡大に向け無線通信技術 Bluetooth(2/2 ページ)

Bluetooth SIG(Special Interest Group)は、Bluetooth Smart技術を活用したメッシュネットワークの実用化に向けて、近くワーキンググループ(WG)を立ち上げ、仕様策定に入る。

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122社が参画

 Bluetooth SIGでブランド&デベロッパーマーケティングのシニアディレクタを務めるErrett Kroeter氏は、「Bluetooth SIGメンバーの中にも、メッシュネットワーク技術に注目している人は多い」と話す。このため、メッシュネットワーク技術をBluetooth Smart仕様に取り込み、標準化するための準備を進めるために「Smart mesh Study Group」をBluetooth SIG内に設け、活動を始めた。

 2015年1月末現在、このスタディグループには、Appleやキヤノン、Cisco Systems、Google、Intel、Qualcomm、村田製作所、Broadcom、CSR、Nordic Semiconductor、Samsung Electronics、東芝、Volkswagon(フォルクスワーゲン)、Continental Automotive Systemsなど、世界から122社が参画しているという。

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Bluetooth SIGでブランド&デベロッパーマーケティングのシニアディレクタを務めるErrett Kroeter氏

 近くBluetooth SIGで正式な認証を受け、「Smart mesh」WGとして、活動を始める計画だ。基本的にCSRmeshの技術情報をベースとし、WGで改良/改善を行い、完成度を高めて早期に仕様を策定していく予定である。

 Bluetoothに対応した機器は、2014年の1年間で30億台が出荷された。2018年までには携帯電話の96%に「Bluetooth Smart Ready」が搭載され、対応機器の年間出荷台数は49億台に達すると予測されている。極めて消費電力が小さいBluetooth Smartの登場により、応用市場が一気に拡大したと見られている。

 ここにきて、Bluetooth SIGメンバーから、「ビルやオフィス、家庭内の全エリアをカバーできるBluetooth技術が必要」(Kroeter氏)という要望が高まっていることもあり、メッシュネットワーク技術の仕様策定を急ぐことにした。「メッシュネットワーク技術の標準化に向けて、メンバーの動きは速い。それだけ、メンバーにとって興味深い技術ということだろう」と、Kroeter氏は分析する。

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