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MEMSシェアランキング――iPhoneに採用されるボッシュが首位ビジネスニュース 業界動向(2/2 ページ)

スマートフォンやタブレット端末の成長に伴い、MEMSセンサー市場が堅調に伸びている。2014年の売上高ランキングの1位はRobert Bosch(ロバート・ボッシュ)。「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」でデザインウィンを獲得したことが決め手になったようだ。

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MEMS業界は、どう進化する?

 一方でYole Développementは、MEMSメーカーの成長に寄与したのは加速度センサー、角速度センサー、磁気センサーだけでなく、圧力センサーが、特に車載とコンシューマの2つの市場で大きく貢献したとしている。例えば、Freescale Semiconductorの圧力センサーの売上高は、自動車のタイヤ空気圧監視システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)事業に背中を押される形で、前年比33%の増加となった。

 Yole DéveloppementのMounier氏は、今後のMEMS業界は、「拡張期」と「均衡/統合期」を迎えるという。拡張期では、主要メーカーが拡大し、ほんの数社だけが他を圧倒するようになる。次の「均衡/統合期」では、トップ3社がシェアの90%を占めるようになる。

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ハイエンドのMEMSセンサー(加速度センサー、角速度センサーなど)が、2019年にかけて成長していく(クリックで拡大) 出典:Yole Développement

 「均衡/統合期」に入ると、MEMS市場はかなり成熟し、新たな技術はほとんどなくなるのだろうか。Mounier氏は、「それはない。現在の業界の展望を変える技術革新は、起こり得る」と答えている。例えば、業界が300mmウエハーに移行する時などに急激な技術の変化が起こる可能性がある。同氏は、NEMS(Nano Electro Mechanical Systems)技術も新境地を開く可能性があると付け加えた。

 MEMS市場の成長要因には、NEMSの他にも、センサーフュージョン、300mmウエハーでの製造、TSV(シリコン貫通電極)、WLCSP(Wafer Level Chip Size Package)、新たな検出原理などがあるという。

photophotophoto 左から、TSVを用いたSTMicroelectronicsのMEMS加速度センサー、mCubeのMEMS加速度センサー、BoschのMEMS加速度センサー(クリックで拡大) 出典:System Plus Consulting

【翻訳:青山麻由子、編集:EE Times Japan】



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