ニュース
“見えなかったノイズを見せる”電源ノイズアナライザ――キーサイト:TECHNO-FRONTIER 2015 開催直前情報(2/2 ページ)
キーサイト・テクノロジーは、2015年5月20〜22日に開催される「TECHNO-FRONTIER 2015」(千葉・幕張メッセ)で、ノイズ対策、電源向けに取りそろえる総合的な測定ソリューションを展示する。「今まで見えなかったノイズが見える」(同社)という電源ノイズアナライザなどに注目が集まりそうだ。
自動車の“電源変動”の解決に向けた測定システムをデモ
電源システム展ブースでは、ハイブリッド車や電気自動車の誤作動/故障原因の1つとして考えられる電源変動を抑えるための測定ソリューションなどを紹介する。ブースでは車載制御回路の電源変動への耐久性を測定するデモを行う予定だ。
多様な電圧の出力が必要になる制御回路の評価システムの核が、DC電源アナライザだ。出品するDC電源アナライザは、出力シーケンスを自在に組んだり、信号のスルーレートを自在に変更したり、ノイズや変動のある電源をエミュレートしたりでき、自動車など電源変動の厳しい状況を再現した評価を手軽に行える。2kWまでの評価が可能な電源アナライザのハイパワー版として、充放電評価ソリューションも展示する。
キーサイトのオシロスコープと同一使い勝手で、16ビット分解能による高精度電力測定を可能としたパワーアナライザや、パワーデバイスの消費電力にかかわるパラメータ(オン抵抗、スイッチングロス、温度依存性)を項目ごとに接続変更をすることなく、パワーデバイスと1度の接続で連続自動測定ができるパワーデバイスアナライザも展示する。
TECHNO-FRONTIER 2015
会期 | 2015年5月20日(水)〜22日(金) |
---|---|
時間 | 10:00〜18:00 |
会場 | 幕張メッセ(千葉市) |
キーサイト・テクノロジー | EMC・ノイズ対策技術展 ブースNo.:6D-211 |
電源システム展 ブースNo.:5E-215 |
関連キーワード
TECHNO-FRONTIER 2015 | 電源 | 自動車技術 | ノイズ対策 | サーモグラフィ | Keysight Technologies | EMC | 幕張メッセ | 電気自動車 | 展示会 | ハイブリッドカー | スペクトラムアナライザ
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 1/fノイズの測定範囲を拡大、パワー半導体や超低周波領域での測定が可能に
キーサイト・テクノロジーは、1/fノイズやランダム・テレグラフノイズ(RTN)を測定/解析するためのシステム「E4727A」の販売を始めた。測定範囲をこれまでより拡大し、高耐圧のパワー半導体や0.03Hzまでの低周波領域におけるノイズ測定を可能とした。 - ノイズを32%低減! 非同期タイムインターリーブ技術採用70GHzオシロ
テクトロニクスは、独自の非同期タイムインターリーブ(ATI:Asynchronous Time Interleaving)技術を用いた70GHz帯域のリアルタイムオシロスコープ「DPO70000SX型」を発表した。周波数インターリーブ技術を用いた従来製品に比べて、ノイズを削減しており高品質の信号測定が可能となる。 - 第35回 あの手この手でBand Gap Referenceの電源雑音対策
第33回、第34回に分けて、さまざまな電子回路の基準電圧を生み出すBand Gap Reference(BGR)回路を設計してきました。幾つかの残された課題のうち、今回は電源電圧に含まれる雑音への対策を紹介します。 - “もはや次世代ではないSiC”など先端アナログパワー技術を訴求――ローム
ロームは、「TECHNO-FRONTIER 2015」(2015年5月20〜22日、千葉・幕張メッセ)で、注力分野の1つである産業機器分野に向けた電源ICやパワーデバイスといったアナログパワー技術の展示を実施する。 - TECHNO-FRONTIER 2015特集