検索
ニュース

3グラムのマイコンボードで、折り鶴が舞う!環境次第で最大20分間(2/2 ページ)

ラピスセミコンダクタは2015年10月7日に開幕する「CEATEC JAPAN 2015」(シーテックジャパン/会場=千葉市・幕張メッセ)で、超軽量型マイコンボードを使った小型飛行体「ORIZURU」の飛行デモを実施する。

Share
Tweet
LINE
Hatena
前のページへ |       

双方向通信対応では「3グラムはなかった」

 「小型の飛行体を、長く飛ばすには、軽くすることが重要」(超小型飛行体研究所の宗像俊龍氏)という中で、極限まで重量を軽くした。ただ、宗像氏は「3グラム程度のマイコンボードは存在し、無線で遠隔操作することは、これまでの軽量マイコンボードでも可能だった」という。「Lazurite FLYのすごい所は、(920MHz帯の)無線で双方向通信が行えながら、3グラムという軽さを実現したことだ」という。

客観的なデータ取得が可能に

 「これまで小型飛行体の評価は、飛んでいるところの見た目や、静的な風洞実験で行うしかなく、実際に飛んでいる状態のさまざまなデータを取得することができなかった。Lazurite FLYの双方向通信機能により、9軸加速度センサーなどのセンサー情報が得られるようになったことで、飛行体の改良がよりしやすくなる」と双方向通信の重要性を説明する。

 ORIZURUは、160mAh容量のリチウムイオンポリマーバッテリーを搭載し、全重量は31グラム。飛行時間は「風など外的要因に大きく左右されるが、条件が良ければ1回の充電で10〜20分間程度飛行できる」という。ラピスでは、ロームとの共同ブースの特設ステージでCEATEC 2015期間中、ほぼ1時間おきに、ORIZURUの飛行デモを実施するとしている。

小型飛行体「ORIZURU」の紹介動画

CEATEC JAPAN 2015(CEATEC 2015)

CEATEC JAPAN 2015特集

>>↑↑↑特集ページはコチラから↑↑↑<<

関連キーワード

マイコン | CEATEC | モーションセンサー


前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る