検索
ニュース

2015年11月の国内電子部品メーカー出荷、6.9%増国内への出荷額は6カ月連続で減少

電子情報技術産業協会(JEITA)は、2015年11月の日本メーカーによる電子部品の世界出荷額を発表した。世界出荷額は前年比6.9%増の3500億円となっており、受動部品/接続部品はともに前年比と比べて増加したが、変換部品は前年比1.8%減となった。

Share
Tweet
LINE
Hatena

 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2015年11月の日本メーカーによる電子部品の世界出荷額を発表した。それによると、出荷額は前年比6.9%増の3500億円となった。

 品目別では、受動部品が前年比4.7%増の1149億円、接続部品が同2.0%減の891億円、変換部品が同1.8%減の727億円、その他電子部品が同30.1%増の731億円である。高周波部品は2015年5〜10月に引き続き大きく伸び、前年比54%増の495億円である。

月別出荷金額
電子部品出荷額(億円)
2015年9月
2015年10月
2015年11月
金額
(億円)
前年比(%) 金額
(億円)
前年比(%) 金額
(億円)
前年比(%)
世界計 3746 110 3697 109 3500 106
(日本) 811 96 797 96 782 98
品目別 受動部品 全体 1243 105 1212 104 1149 104
コンデンサー 845 105 819 104 785 104
抵抗器 122 99 122 99 115 102
トランス 35 96 36 102 36 105
インダクター 238 111 230 108 208 106
その他 3 81 3 76 3 84
接続部品 全体 950 103 908 99 891 102
スイッチ 439 113 430 106 414 108
コネクター 506 97 473 94 473 97
その他 4 78 4 71 4 76
変換部品 全体 730 102 756 97 727 98
音響部品 193 113 204 103 198 106
センサー 310 95 328 91 315 91
アクチュエーター 225 104 223 101 214 10
その他の電子部品 全体 822 136 819 152 731 130
電源部品 253 94 235 99 235 97
高周波部品 568 171 583 194 495 154
出典:JEITA

国内出荷額は6カ月連続で減少

 地域別の出荷額では、中国が前年比12%増の1410億円、米州が同17%増の304億円、欧州が同11%増の306億円、アジアは同2%増の700億円とそれぞれ伸びている。国内出荷額は2015年5月から6カ月連続減少となり、前年比2%減の782億円となった。

 本統計は、「電子部品企業のグローバル動向調査」をもとに作成された。参加70数社から提出された、連結ベース(グループ間取引調整後)の出荷額データをとりまとめており、地域に関するデータは、原則として該当部品が消費される地域への出荷になる。なお、合計値は単位未満切り捨てのため、一致しない場合がある。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る