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EMC試験サービス、17年半ばまでに増強――UL:注力する領域は自動車、材料科学、エネルギー(2/2 ページ)
UL Japanは、2016年の事業戦略説明会を東京都内で開催した。この中で、日本におけるEMC試験サービスの対応能力を増強するため、新たに設備投資を行うことを明らかにした。
買収で戦略事業強化
情報セキュリティ関連では、「トランザクションセキュリティ」と「サイバーセキュリティ」の分野に注力する。サイバーセキュリティは、自動車や医療機器、産業機器の分野で、組み込まれたソフトウェアの脆弱性を検証するサービスである。2016年第2四半期までに日本でもサービスを開始する予定だという。「まずは医療機器と産業機器の分野に提案していく」(山上氏)計画である。
これら戦略的に強化する事業領域においては、専門的な知識や経験を有する企業を買収することによって体制を強化している。例えば、車載機器やモバイル機器などの無線試験を行う「NAC」、コンピュータや携帯端末用ベンチマーキングソフトウェアの開発販売を行う「Futuremark」などがある。
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