ローム、Wi-SUNとセンサーの新モニタリングデモ:TECHNO-FRONTIER 2016 開催直前情報
ロームは、2016年4月20〜22日に千葉・幕張メッセで開催される「TECHNO-FRONTIER 2016(テクノフロンティア)」で、同社のアナログパワー技術を駆使した製品を展開する。今回はIoTを特に注力し、Wi-SUN規格とセンサーを使用したモニタリングデモを始めて出展するという。
2016年4月20〜22日の3日間、メカトロニクス/エレクトロニクスの要素技術が集結する「TECHNO-FRONTIER 2016(テクノフロンティア)」が、千葉・幕張メッセで開催される。
TECHNO-FRONTIER 2016の開催に先立ち、アイティメディアが運営するEE Times Japan、EDN Japan、MONOist、スマートジャパンの4メディアではTECHNO-FRONTIER 2016の特設ページを設け、各編集部が厳選した注目企業の見どころ情報や新製品リリース、速報、イベントリポートなどを多数紹介していく。
本稿は、アナログパワー技術を強みとするロームの出展内容を紹介する。
新しいIoTを生み出すためのタネを
ロームは、「SMART INDUSTRIES BY ANALOG POWER」をテーマに掲げ、省エネ/高効率化/高速化/小型化が求められる産業機器に対して、同社のアナログパワー技術を駆使した製品を展開する。ブースでは、「IoT」「SiC(炭化ケイ素)」「Power Devices」「電源」「Motors」の5つのコーナーに分けて展示する。
大幅に展示を強化したという「IoT」コーナーでは、Wi-SUN規格の通信モジュールとセンサーを使用したモニタリングデモを始めて出展。「SiC」コーナーでは、最新のデバイスや駆動用IC、モジュールなど幅広い製品とアプリケーション例を展示するとした。
また、現場のエンジニアが「Wi-SUN規格の利活用」や「EMC/熱設計の実際」など、4つのテーマでセミナーや実験型の技術プレゼンテーションを実施する。
2015年のTECHNO-FRONTIERではSiCデバイスや電源ICを中心としたアナログパワー技術を中心に展示していたが、「2016年はIoTの要素も前面に押し出す」(ローム)と語る。Wi-SUNやEnOcean規格を中心に、産業機器がつながる必要性/利便性を分かりやすく見せることで、新しいIoTを生み出すためのイノベーションのタネを提供するという。
同社は、「製造業に関係するエンジニアの来場が多いテクノフロンティアは、ロームの“アナログパワー技術”を知り、評価していただくための重要な場であると考えている。また、この展示会を通じてエンジニア同士が多くのコミュニケーションを行うことで、新しいイノベーションが生まれることに期待している」とした。
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