ニュース
48Vから直接3.3Vに降圧し出力、ロームの電源IC:車載機器や産業機器の48V電源システムに対応(2/2 ページ)
ロームは、48Vの入力電圧から直接3.3/5Vに降圧して出力することができるDC-DCコンバーターIC技術を開発した。車載機器や産業機器などの電源システム用途に向ける。
開発技術を用いて年内にサンプル出荷へ
さらに、ローム製の高耐圧MOSFETを採用することで、DC-DCコンバーターICの入力電圧範囲は、12〜65Vに拡大することが可能である。同社従来製品に比べて約4.6倍の範囲をカバーできるようになり、車載機器から産業機器まで幅広い電源用途に対応することができる。
同社は、新技術を採用したDC-DCコンバーターIC「BD51180TL」のサンプル出荷を、2016年中にも始める予定である。パッケージは外形寸法が4.0×4.0×1.0mmで、従来製品に比べて54%の小型化を図る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ローム、照明器具事業をアイリスオーヤマに譲渡
ロームは2016年3月31日、LED照明器具/照明システム事業をアイリスオーヤマに売却すると発表した。 - ローム、Wi-SUNとセンサーの新モニタリングデモ
ロームは、2016年4月20〜22日に千葉・幕張メッセで開催される「TECHNO-FRONTIER 2016(テクノフロンティア)」で、同社のアナログパワー技術を駆使した製品を展開する。今回はIoTを特に注力し、Wi-SUN規格とセンサーを使用したモニタリングデモを始めて出展するという。 - 耐圧80Vで効率最高レベル、ロームのDC-DCコン
ロームは、従来品に比べて高い電力変換効率を実現した耐圧80VのMOSFET内蔵DC-DCコンバータ「BD9G341AEFJ」を開発し量産を始めた。通信基地局やFA機器、モータ制御などの用途に向ける。 - ローム、デジタル電源IC企業を約86億円で買収
ロームは2015年7月22日付で、デジタル電源制御ICメーカーのPowervationを買収したと発表した。買収額は約7000万米ドル。