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ルネサス川尻工場、22日より一部工程で生産再開熊本地震

ルネサス エレクトロニクスは、熊本市の川尻工場について、4月22日より一部工程において生産を再開する。

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 ルネサス エレクトロニクスは2016年4月20日15時、14日から発生している熊本地方での地震の影響で生産を停止しているルネサス セミコンダクタマニュファクチャリング 川尻工場(熊本市南区)について、4月22日より一部工程において生産を再開すると発表した。

 川尻工場は、8インチウエハーに対応した半導体前工程の製造ラインを持ち、自動車向けを含むマイコン製品を中心に製造している。ルネサス広報によると、処理を全く行えない工程があるわけではなく、前工程のいずれの工程においても、点検/確認を行いながら徐々に生産を再開していく見込みだという。

 今後は、同社のBCP(事業継続計画)に従い、他工程の生産を段階的に開始し、早期に震災前の生産能力へ復帰させることを目指すとしている。ルネサス広報は、「現時点ではまだ余震が続いていることと、資材調達が問題なくできるかどうかが確認できないことから、いつごろ震災前の生産能力に復帰できるのかは、明確にはできない」とコメントした。

 ルネサスは地震発生直後から緊急対策本部を本社に設置し、継続的に情報を集めていた。川尻工場のクリーンルームについては4月19日の時点で、「クリーンルームは維持されており、クリーンルーム設備に破損は確認されていない」とコメントしていた。ただし、製造設備については、配置のズレや一部石英ガラス部品の破損が確認されたため、生産再開の日程を決定すべく調査を引き続き行っていた。生産再開の日程については当初、4月21日に発表する予定だったが、1日前倒しての公表となった。

後工程工場では代替生産を検討

 ルネサス広報によると、川尻工場で製造している製品の代替生産は、現時点では検討していないという。

 ただし、4月16日の本震によって、後工程の製造委託先の一部においては被害を確認したため、代替生産も検討しているという。

 熊本県を含め近隣のグループ工場である錦工場(熊本県球磨郡)、大分工場(大分県中津市)、山口工場(山口県宇部市)は、通常通り稼働している。

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