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ネットワーク同期でエプソンとMicrosemi提携IEEE-1588と同期イーサネット標準に準拠

セイコーエプソン(以下、エプソン)は、ネットワーク同期ソリューションを提供するため、Microsemiと技術提携することで合意した。最新のパケットネットワークにおける同期問題を比較的容易に解決することが可能になるという。

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 セイコーエプソン(以下、エプソン)は2016年5月、ネットワーク同期ソリューションをサポートしていくために、Microsemiと技術提携することで合意した。IEEE-1588及び同期イーサネット(SyncE)標準に準拠したパケットネットワークの同期問題を解決するために必要なソリューションを提供していく。

 エプソン製の温度補償水晶発振器(TCXO)「TG7050EAN」は、IEEE-1588で用いられる全てのクロックを、ネットワーク上にある最も精度が高いクロックに同調させるためのプロトコル「IEEE-1588 Precision Time Protocol(PTP)」に対応する短期安定性に優れているという。また、同期エラー対策を目的としたプロトコル「Stratum3」に対応する安定性も備えている。

 しかも、最大タイムインターバル誤差(MTIE:Max Time Interval Error)は少なく、誤差偏差(TDEV:Time Deviation)が狭く、ワンダ特性に優れているため、信頼性の高い動作を保証しているという。送風などによる急激な温度変化に対しても、高い周波数と安定性を両立させているのが特長だ。

 一方、Microsemi製のネットワークシンクロナイザー「ZL30722」は、IEEE-1588及びSyncE標準に準拠した製品。スモールセルルーター及びスイッチ機器、ブロードバンドアクセス機器、キャリアイーサネット機器、基地局やバックホール機器など、幅広い用途で用いられているという。

 両社の技術提携により、最新のパケットネットワークにおける同期問題を容易に解決することが可能になるという。国際電気通信規格「ITU-T G.813/G.823/G.824/G.8261/G.8262/G.8263」への適合を可能とし、多くの無線/有線プロトコルに求められる周波数精度と位相同期を実現することができる。ITU-Tのパケットクロックに関連する新たな仕様や勧告にも対応していく予定となっている。

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