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マイクロ/ミリ波発生装置の雑音、100分の1に光周波数コムを高感度検出器として活用(3/3 ページ)

NTTと東京電機大学は、線スペクトルが等間隔で並んだレーザー光源「光周波数コム」を用いて、マイクロ波/ミリ波発生装置の雑音を従来の1/100に低減することに成功した。

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1万分の1までの雑音低減も可能か

 25GHz信号発生用のVCO(電圧制御発振器)と、周波数可変用に別のVCOを組み合わせて用いると、6〜72GHzまで広範囲に周波数を変化させることができる。今回の研究でも、6〜72GHzまで周波数を変化させ、マイクロ波/ミリ波発生装置の雑音が低減することを確認した。


6〜72GHzまで広範囲に周波数を変化させ、マイクロ波/ミリ波発生装置の雑音が低減することを確認した (クリックで拡大) 出典:NTT

 今回の研究成果を拡張し、3277本離れたスペクトルを用いると、1万分の1までの雑音低減が可能であることもシミュレーションで明らかにした。今後はこれらの技術を実証していく計画である。

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