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標準化進むセルラーIoT、モジュールは低価格にIoT機器がスマホを上回る時代に備えて(3/3 ページ)

IoT(モノのインターネット)機器をモバイルネットワークに接続する「セルラーIoT」の標準化が進んでいる。エリクソン・ジャパンは2016年6月16日に横浜市で記者説明会を開催し、セルラーIoTの技術解説やデモを行った。

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家畜トラッキングのデモを披露

 説明会では、NB-IoTと現行のLTE(LTE Cat-4)のカバレッジを比較するデモを行った。


デモの構成図。LTE Cat-4対応端末およびNB-IoT対応端末(プロトタイプ)を、Ericssonの基地局と同軸ケーブルでそれぞれ接続する。ケーブルに搭載されたアッテネータで、基地局と端末の距離をエミュレートする(クリックで拡大) 出典:エリクソン・ジャパン

 デモは、「放牧している家畜の位置をトラッキングする」という想定で行われた。基地局に近い位置では、両方の端末が電波を受信していたが、基地局から離れるにつれて、LTE Cat-4端末はだんだん反応がなくなり、最も遠い所ではNB-IoT端末のみが電波を受信していた。


赤枠で囲んだ場所(基地局から最も遠い場所という想定)では、NB-IoT端末しか電波を受信できなかった。画面中央の波形を見ると、「LEGACY」と表示されたLTE Cat-4の端末には何の反応もないことが分かる(クリックで拡大)
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