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「SEMICON West 2016」、2年連続のマイナス成長となる半導体産業(後編):福田昭のデバイス通信(80)(2/2 ページ)
前回に続き、半導体産業の市場について解説する。半導体製造装置の市場規模は3年前の2013年に比べて増加しているが、地域別にみると中国の台頭が目立つ。また、同市場の成長要因についても触れる。
装置市場成長のカギとなる事柄
Tracy氏は、装置市場を成長させるカギとなる事柄についても触れていた。半導体製品ではNANDフラッシュメモリ、半導体事業ではファウンドリー事業、地域では中国と東南アジアである。いずれも設備投資の金額が2015年〜2017年に比較的良く伸びると予測する。
今後2年の新生産ラインの半分を中国が占める
続いて2016年と2017年に建設が始まる生産ラインの一覧を示した。全部で21本の生産ラインの建設が始まる。地域別では中国が最も多く、半分を超える10本に及ぶ。
300mmウエハーに換算した生産能力は、2016年が21万枚/月、2017年が33万枚/月である。
半導体製造用材料では中国市場が伸びる
最後の半導体製造用材料の市場を概観した。半導体製造用材料の世界市場は2016年に0.6%成長し、436億8000万ドルに達すると予測する。地域別では台湾が最も大きく、22%を占める。次いで韓国の16%、日本の15%、中国の14%と続く。
2017年の材料市場は1.2%成長して442億1000万ドルになると予測する。地域別の順位は台湾、韓国と続き、次いで中国が日本を抜いて3位につける。
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