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IntelがMobileyeを153億ドルで買収へ自動運転技術の開発を加速

IntelがMobileyeを約153億米ドルで買収する。Intelの自動運転事業とMobileyeはイスラエルに本拠地を構え、自動運転技術の開発を加速させるという。

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153億米ドルで買収へ

 IntelとMobileyeは2017年3月13日(米国時間)、IntelがMobileyeを買収することでおおむね合意したと発表した。Mobileyeの株式に対し1株当たり63.54米ドルを現金で支払う。買収金額は約153億米ドルになる見込みだ。取引は、今後9カ月以内に完了する予定である。

 両社はプレスリリースの中で、自動車業界を一変するような運転技術を提供することを目指すとし、自動運転技術の開発を加速させる。Mobileyeは車載用ビジョン分野では既に業界をけん引する地位を確保していて、Intelの技術と組み合わさることで、コネクティビティ、コンピュータビジョン、センサーフュージョン、高性能コンピューティング、ナビゲーション、機械学習(マシンラーニング)といった、自動運転に必要な技術を、より提供しやすくなると主張する。

 IntelのAutomated Driving Group(自動運転事業)とMobileyeから成る組織は今後、イスラエルを本拠地とし、Mobileyeの共同設立者でチェアマンおよびCTO(最高技術責任者)であるAmnon Shashua氏が率いる。

 IntelとMobileyeの関係は、以前から強まっていた。IntelとMobileye、BMWは2016年7月、自動運転車の開発で提携すると発表した。完全な自動運転車の隊列走行を2021年までに実現することを目指すという。さらに、英国の自動車部品メーカーであるDelphi Automotiveは2016年11月、同社の自動運転車向けプラットフォームにIntelのプロセッサとMobileyeのビジョン技術を採用すると発表した。

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