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2016年の車載半導体市場、NXPが首位を維持2015年とほぼ同じ顔ぶれ

英国の市場調査会社であるSemicast Researchが、2016年の車載ICベンダーランキングトップ10を発表した。ランキングの順位は2015年に比べてほとんど変化しておらず、NXP Semiconductorsが前年に続き首位に立った。

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NXP Semiconductorsが市場の14%を占め首位に

 英国の市場調査会社であるSemicast Researchは、2016年の車載ICベンダーランキングトップ10が2015年とほとんど変わっておらず、NXP Semiconductorsが2016年も車載用半導体市場の主導的な立場を維持したと発表した。 

 Semicast Researchによると、NXP SemiconductorsはFreescale Semiconductorの買収により、2015年から2年連続で車載ICベンダーランキングの首位に立った。2015年の時点では市場の13.6%を占め、2016年には市場の約14%を占めたという。

車載用ICランキング
順位 メーカー 2016年の市場シェア 2015年の市場シェア
1 NXP Semiconductors 14% 13.6%
2 Infineon Technologies 10.7% 9.9%
3 ルネサス エレクトロニクス 9.6% 9.3%
4 STMicroelectoronics 7.6% 7.3%
5 Texas Instruments 6.9% 6.4%
6 Robert Bosch 5.9% 5%
7 ON Semiconductor 4.4% 4%
8 Microchip Technology 2.9% 3%
9 東芝 2.6% 2.6%
10 ローム 2.5% 2.3%
トップ10 合計 67.1% 63.4%
その他 32.9% 36.6%
出典:Semicast Research

 また、ドイツのInfineon Technologiesは2位を、日本のルネサス エレクトロニクスは3位を維持した。STMicroelectronicsとTexas Instrumentsもそれぞれ4位と5位で、2015年のランキングと同じ順位だった。

 Semicast Researchは、2016年の車載半導体市場が前年比6.4%増の300億ドルだったと推計。2023年には430億ドルに達すると予測している。

 今回トップ10に初めて入った企業はMicrochip Technologyだけだ。その理由としては、Atmelの買収により、Atmelが獲得すると思われた順位に入ったことが考えられる。

【翻訳、編集:EE Times Japan】

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