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コップを倒さず運ぶ、学習するサービスロボットルネサスがDevConでデモ(2/2 ページ)

ルネサス エレクトロニクスは「DevCon Japan 2017」で、組み込み型AI(人工知能)を具現化したデモを多数展示した。そのうちの1つが、家庭用サービスロボットだ。ロボットに搭載したプロセッサにディープニューラルネットワーク(DNN)や強化学習を組み込み、「トレイに載せたコップを倒さずに、でこぼこした道を走行するには、トレイの角度をどう制御すればいいのか」を学習していく様子をデモで展示した。

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「学習後」のロボットを走らせる

 次に、「学習後」のロボットを走行させた。

「学習後」のロボットの走行


 ……ん?

 え〜っと……もう一度、映像を見て確認しますね。





よし。間違いなく「学習後」だ













倒した。







あ、学習が足りなかったようです。これも“人間らしい”ということで……(ルネサス説明員)



 ちなみに、もちろん成功した実験もあるのだが、コップを倒さずに走行できるようになるまでには、数百回の走行を繰り返したという。実際に走らせるだけでなくシミュレーション結果も組み合わせているのだが、シミュレーションは数千〜1万回行ったそうだ。ロボットにとっても、学習は簡単ではないのである。

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