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無線信号を赤外線信号に変換する小型端末開発:直径35mm×高さ18mm
SMKは2017年10月、無線信号を赤外線に変換し、IRリモコン対応の家電機器に送信する端末IR blasterを開発したと発表した。
SMK、2017年12月から受注開始
SMKは2017年10月、Bluetooth 4.2 low energy通信で受信した無線信号を赤外線(IR)に変換し、赤外線リモコン対応の家電機器に送信する端末IR blasterを開発し、「ステッカー」の名称で2017年12月から受注を開始すると発表した。
新製品は、エアコン、テレビ、照明といった既存の家電機器の赤外線受光部付近に設置することにより、赤外線信号が届かない場所からもネットワークを介して機器の制御が可能になるもの。直径35mm、厚さ約18mmという丸型の小型形状で、家電機器の赤外線受光部から20cm以内の部分に、赤外線LEDを赤外線受光部に向けて貼り付けることで使用できる。ユーザーで電池交換が行えるツーピース構造を採用。コイン電池(=CR2450リチウム電池)1個で約2年間動作するという。
国内の電波法認証を取得済みで、「短期間での評価および、導入が可能」(SMK)とする。SMKでは、家電機器のリモコン信号をデータベース化した「SMK赤外ライブラリ」も提供する。
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