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イスラエル企業11社、自動運転向け技術を披露モビリティ開発が盛んな国

「第1回 自動運転EXPO」(2018年1月17〜19日、東京ビッグサイト)に設立されたイスラエルパビリオンでは、自動運転関連の技術を手掛けるイスラエル企業11社が出展し、製品のデモを行った。その中から3社を紹介する。

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自動運転関連の企業が11社来日

 東京ビッグサイトで行われている「オートモーティブ ワールド 2018」(2018年1月17〜19日)では、「第1回 自動運転EXPO」が開催中だ。その自動運転EXPOに、イスラエルパビリオンが設立されている。Intelなどの半導体企業や多くの自動車メーカーが研究所を構えていることでも知られるイスラエルだが、最先端の技術を開発しているイスラエル発の企業も多い。イスラエル大使館経済部によれば、電気自動車や自動運転技術、スマートモビリティに関連する企業は500社以上に上るという。同パビリオンでは、自動運転の関連技術を手掛けるイスラエル企業11社が出展し、各社の製品やデモを披露している。その中から3社を紹介する。

 Jungo Connectivityは、ドライバーモニタリングシステム用のソフトウェア「CoDriver」のデモを行った。赤外線カメラを使ってドライバーや同乗者の顔を検知し、顔の向きや視線、まぶたの開き具合、口元などを検知する。それらの情報を使って脇見運転や居眠り運転を検知し、アラートを出すといったシステムを開発することができる。CoDriverはWindowsやLinux上で動作する。


「CoDriver」のデモ。車内の人の顔を検知し、顔や視線の向きはもちろん、性別や年齢の推定までできる。なお、サングラスや帽子、ひげは、検知精度に影響が出ないことは確認しているが、マスクを装着している場合は難しいという(クリックで拡大)

 あらかじめ顔を登録しておけば、その「顔」を検知した時にシートの位置を調整するといったシステムにも応用できるという。「CoDriverはソフトウェアライブラリなので、ドライバーモニタリングシステムを開発する時の自由度の高さが評価されている。機能が多く、精度が高いとの声もいただいている」(同社)

 eyeSightも、Jungo Connectivityと同様に、ドライバーモニタリングシステム向けのソフトウェア「Driver Sense」を展示した。同社はマシンビジョン用ソフトウェアの開発を手掛ける企業で、マシンビジョンについて40件以上の特許を保有しているという。

 モニタリングシステムの仕組みは、赤外線カメラで撮影した画像をリアルタイムに解析し、視線を検知する。視線の向きやまぶたの開き具合から、脇見運転や居眠り運転の可能性を推測する。

左=視線を検知している様子/右=まぶたが開いている時間も検知できる。画面からは、片目しか開いていない状態を検知していることが分かる(クリックで拡大)

 レーダー技術を手掛けるArbe Roboticsは、車載レーダーに活用できるレーダーの評価キットを展示した。78G〜79GHz帯(帯域幅は1GHz)対応の「α版」と、77G〜79GHz帯(帯域幅は2GHz)対応の「β版」がある。α版の視界(FOV)は方位角が80°で仰角が30°、検知範囲は最大約256m。距離分解能は短距離で0.15m、長距離で1mである。β版のFOVは方位角が100°で仰角が30°、検知範囲は最大約300m。距離分解能は短距離で0.15m、長距離で1.2mとなっている。評価キットは2018年内に提供可能になる予定だ。

左=評価キットの外観。α版もβ版も外観は同じである/右=自動運転EXPOでのデモの様子(クリックで拡大)

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