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LabVIEWの後継に新機能、遠隔監視しやすく2017年にプラットフォームを刷新(2/2 ページ)

日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、システム設計ソフトウェア「LabVIEW NXG」の最新版をリリースした。ハードウェアの設定時間の短縮と、リモート監視機能を簡単に実装することが可能になる。

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リモート操作、監視機能を実現しやすく

 2つ目の新しい機能であるWeb Moduleは、データを監視する場所が測定装置から離れている場合に有効だとする。「計測データを遠隔地から見る」と言うのは簡単だが、それを実現するには、HTMLなど標準のWeb技術、データをやりとりするネットワーク通信、アプリケーションホスティングといったさまざまな専門知識が必要になる。

 Web Moduleは、LabVIEW NXGのアドオンとして使用するもので、上記のような専門知識がなくても、リモート監視や操作のシステムを実現できる。具体的には、LabVIEW NXGのグラフィカルなUI(User Interface)に対応するような、HTMLやJavaScriptのコードが自動生成される。それをタブレットなどに実装することで、その端末からWebブラウザで測定結果などにアクセスできるようになる。Web ModuleにはWebサーバの機能も含まれているので、サーバを構築する必要はない。

左=LabVIEW NXGのプログラム。グラフィカルなアイコンで構成されている/右=そのグラフィカルなUIに対応するように、HTMLが作成される。HTMLの編集もLabVIEW NXGの環境内で行える(クリックで拡大)

タブレットなどの端末にコードを実装することで、測定データをリモートで見られるようになる。この写真では、PCの画面(スクリーンに投影されているもの)とタブレットの画面が同じであることが分かる(クリックで確認)
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