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PFNの新型スパコン、最新のNVIDIA製GPUを採用:拡張部分のピーク性能は約3倍
Preferred Networks(PFN)は、最新のNVIDIA製GPUを搭載した次期プライベートスーパーコンピュータ「MN-1b」を2018年7月より稼働させる。
深層学習フレームワーク「Chainer」の高速化を推進
Preferred Networks(PFN)は2018年3月、次期プライベートスーパーコンピュータ「MN-1b」に最新のNVIDIA製GPUを搭載し、2018年7月より稼働させると発表した。
PFNは、交通システムや製造業、バイオ・ヘルスケアの領域を中心に、深層学習(ディープラーニング)などの研究開発や関連技術の実用化を加速するため、プライベートスーパーコンピュータを導入している。今回は、オープンソースの深層学習フレームワーク「Chainer(チェイナー)」の高速化などを実現するために新型GPUを追加し、現行システム「MN-1」の演算性能を拡張することにした。
MN-1bに採用するGPUは、データセンター向けに開発された「NVIDIA Tesla V100 32GB」。NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)が提供するマルチノード型GPUプラットフォーム上に実装されている。
MN-1bは、512基のNVIDIA Tesla V100 32GBを搭載して演算性能を拡張し、7月より稼働予定だ。拡張部分は、混合精度浮動小数点演算において理論上のピーク性能が約56ペタフロップスとなる。この数値は従来に比べて、拡張部分のみで約3倍のピーク性能だという。
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