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Intel、10nmプロセス製品の生産拡大へ全体の売上高は好調

Intelは2018年7月24日(米国時間)に、2018年第2四半期の業績発表を行い、売上高全体が以前の予想を上回ったと発表した。しかし、現在注目を集めているデータセンター製品分野に関しては、アナリストたちが予測していた数値に及ばなかったことから、同社の株価は時間外取引において、5%以上下落する結果となった。【訂正あり】この記事には、掲載当初から訂正した箇所があります(2018年8月2日午後4時0分)

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 Intelは2018年7月24日(米国時間)に、2018年第2四半期の業績発表を行い、売上高全体が以前の予想を上回ったと発表した。しかし、現在注目を集めているデータセンター製品分野に関しては、アナリストたちが予測していた数値に及ばなかったことから、同社の株価は時間外取引において、5%以上下落する結果となった。

【訂正あり】この記事には、掲載当初から訂正した箇所があります(2018年8月2日午後4時0分)


Intel CFOのBob Swan氏

 IntelのCFO(最高財務責任者)であり、現在暫定CEOを務めるBob Swan氏は、「10nmプロセス適用製品の生産量を引き続き拡大し、2019年のホリデーシーズンに間に合うよう、市販のPCに10nmプロセスチップを搭載する予定だ」述べている。

 Swan氏は、Brian Krzanich氏が2018年6月に突然退任してから、同社の暫定CEOを務めている。Swan氏は、同年第2四半期の業績報告に続いて行われたアナリストとのカンファレンスコールの中で、「10nmプロセスでの生産拡大とともに、クライアントおよびサーバ向けの14nmプロセス製品のラインアップは、2019年に向けて、最高クラスの性能を実現できると考えている」と述べる。

 Intelはこれまで、10nmプロセスの生産量に関する問題を避けて通ってきた。このため2018年4月の時点で、10nmプロセス製品の発表を2019年まで遅らせることになった。IntelのTechnology, Systems Architecture & Client Group担当プレジデントを務めるVenkata Renduchintala氏は、「10nmプロセス品の生産が難しいのは、14nmプロセスからかなり積極的に微細化しているからだ」と述べている。

 Intelは、2018年第2四半期の業績発表で、売上高が前年同期比で15%増となる170億米ドルに達したと発表した。また純利益は、前年同期比78%増となる50億米ドルだったという。

 しかし、同社の売上高全体は、独自の目標値とアナリストたちの合意に基づいた予想値を上回ったものの、データセンター関連の売上高は、米国ウォールストリートの予想をわずかに下回り、前年比27%増となる55億5000万米ドルだった。

【訂正】※掲載当初、「データセンター関連の売上高は、米国ウォールストリートの予想をわずかに下回り、前年比27%増となる5億5500万米ドル」と記載していましたが、正しくは「データセンター関連の売上高は、米国ウォールストリートの予想をわずかに下回り、前年比27%増となる55億5000万米ドル」でした。お詫びして訂正いたします(2018年8月2日午後4時0分)

 またIntelは、「2018年全体のデータセンター関連の売上高については、同年4月の時点で発表した予測を上回り、20%増加するとみている」と述べる。

 同社は現在、2018年の売上高について、685億〜705億米ドルになると予測している。この予測範囲の中間値となる695億米ドルは、同社が2018年4月の時点で発表した予測値と比べて、20億米ドル増加している。

【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】

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