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CypressとSK Hynix System ICが合弁事業NANDフラッシュメモリで

Cypress Semiconductorは、SK Hynix System ICとNANDフラッシュメモリの合弁事業を始める。合弁会社は本社を香港に置き、SK Hynix System ICが60%、Cypressが40%の株式を保有する。

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2019年第1四半期にも合弁事業を開始

 Cypress Semiconductorは2018年10月29日(米国時間)、SK Hynix System ICとNANDフラッシュメモリの合弁事業を始めると発表した。合弁会社は本社を香港に置き、SK Hynix System ICが60%、Cypressが40%の株式を保有する予定である。

 合弁会社は、規制当局の承認を得るなど、一連の手続きを完了したのち、2019年第1四半期(1〜3月)にも事業を開始する予定である。合弁事業は当初5年契約でスタートし、Cypressが現在手掛けているSLC(Single Level Cell)NANDフラッシュメモリ製品の製造や販売を行う。次世代NANDフラッシュメモリの開発投資なども継続する。

 Cypressは、1G〜16GビットのSLC NANDフラッシュメモリを通信機器や家電製品、車載機器、産業機器などに向けて供給している。合弁会社を設立した後は、これらの製品群を新会社に移管する。

 Cypressの社長兼CEO(最高経営責任者)を務めるHassane El-Khoury氏は、「今回の合弁事業は、顧客への長期的かつ継続的な安定供給を可能にするもの。当社は、デザインサイクルが比較的長い車載および、産業機器、IoT(モノのインターネット)市場に向けて、差異化したConnect(通信)、Compute(コンピューティング)そしてStore(メモリ)ソリューションの開発に、一層集中する」とコメントした。

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