2018年半導体売上高1位はSamsungか、Intelとの差が開く:2017年に続きトップを維持
2018年の半導体売上高ランキングでは、Samsung ElectronicsがIntelとの差をさらに広げ、2017年に続き首位に立つ見込みだという。市場調査会社のIC Insightsが発表した。
2018年の半導体売上高ランキングでは、Samsung ElectronicsがIntelとの差をさらに広げ、2017年に続き首位に立つ見込みだという。市場調査会社のIC Insightsが発表した。
IC Insightsによれば、2018年におけるSamsungの半導体売上高は832億5800万米ドルで、前年比26%増となる見込み。一方、2位のIntelは701億5400万米ドルで前年比14%になるとする。SamsungとIntelの売上高の差は、2017年は7%だったが、2018年は19%にまで開く可能性がある。
18年 順位 |
17年 順位 |
会社名 | 本社 所在地 |
17年 売上高 (百万米ドル) |
18年 売上高見込み (百万米ドル) |
18年 成長率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 1 | Samsung Electronics | 韓国 | 65,882 | 83,258 | 26% |
2 | 2 | Intel | 米国 | 61,720 | 70,154 | 14% |
3 | 4 | SK hynix | 韓国 | 26,722 | 37,731 | 41% |
4 | 3 | TSMC | 台湾 | 32,163 | 34,209 | 6% |
5 | 5 | Micron Technology | 米国 | 23,920 | 31,806 | 33% |
6 | 6 | Broadcom | 米国 | 17,795 | 18,455 | 4% |
7 | 7 | Qualcomm | 米国 | 17,029 | 16,481 | ▼3% |
8 | 9 | 東芝/東芝メモリ | 日本 | 13,333 | 15,407 | 16% |
9 | 8 | Texas Instruments | 米国 | 13,910 | 14,962 | 8% |
10 | 10 | NVIDIA | 米国 | 9,402 | 12,896 | 37% |
11 | 12 | STMicroelectronics | 欧州 | 8,313 | 9,639 | 16% |
12 | 15 | Western Digital/SanDisk | 米国 | 7,840 | 9,480 | 21% |
13 | 11 | NXP Semiconductors | 欧州 | 9,256 | 9,394 | 1% |
14 | 13 | Infineon Technologies | 欧州 | 8,126 | 9,246 | 14% |
15 | 14 | ソニー | 日本 | 7,891 | 8,042 | 2% |
上位15社合計値 | 323,302 | 381,160 | 18% | |||
2018年の半導体売上高トップ15社(予測)。日本からは東芝(東芝メモリを含む)とソニーがランクインするとみられている 出典:IC Insights |
売上高上位15社の合計は、3811億6000万米ドルで、前年比18%増になるとIC Insightsは予測している。
ここ最近、メモリの販売価格の上昇が緩やかになっているが、メモリを手掛けるSamsung、SK hynix、Micron Technologyの3社はいずれも、前年比の売上高成長率が25%を超える。特にSK hynixは41%増と驚異的な伸びが予測されている。
Samsungの売上高のうち、メモリの売上高は84%を占める見込みだ。2017年は81%だった。一方でSamsungのメモリ以外のチップ売上高は、前年比で6%増にとどまるとIC Insightsはみている。
トップ15社のうち、Qualcommだけは売上高が前年比で−3%と下がる見込みだ。
【翻訳、編集:EE Times Japan】
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