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ネクスティとCATARC、中国で合弁会社設立車載Ethernet試験サービス提供

ネクスティ エレクトロニクスのグループ会社2社が、中国・中国汽車技術研究中心(CATARC)のグループ会社と折半出資で、車載Ethernetテストサービスを行う合弁会社を中国常州市に設立した。

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中国での車載Ethernetの普及を加速

 豊田通商グループのネクスティ エレクトロニクスは2019年6月、同社のグループ会社2社が、中国・中国汽車技術研究中心(CATARC)のグループ会社と折半出資で、中国常州市に合弁会社を設立したと発表した。合弁会社は車載Ethernetテストサービスを提供する。

 合弁会社は、CATARC AERI C&S(Changzhou)Intelligence Technology。出資比率は、ネクスティ エレクトロニクスグループの「豊田通商先端電子(大連)」(ネクスティ大連)と「C&S Group」がそれぞれ25%、CATARCグループのエンジニアリング会社「中汽研(常州)汽車工程研究院」(CATARC AERI常州)が50%である。


左はCATARC汽車工程研究院の戎輝副院長、中央はC&S GroupのDavid Bollatiプレジデント、右は東アジア総代表で豊田通商(中国)有限公司の近藤隆弘総経理

 合弁会社は、中国内の自動車メーカーやティア1企業に対し、車載Ethernetテストサービスを提供し、CATARCグループとともに、車載Ethernetの規格策定から規格適合テスト、認証までのスキームを構築する計画である。

 なお、CATARCは、中国における自動車の国家基準(GB、GB-T)を策定できる唯一の機関で、認証や製品研究、開発、検証などを行っている。CATARC AERI常州は、検証に必要なテスト設備や技術者を有している。

 一方、ネクスティ大連は、車載ソフトウェアの開発や実機によるソフトウェアの評価などを行う会社で、日系の自動車メーカーやティア1企業を中心に事業を展開している。また、C&S Groupは、欧州における車載通信の規格適合テストを行う機関。EthernetやCANを始めとする車載通信に関して、豊富なノウハウを保有しており、自動車メーカーなどに対しコンサルティングサービスなども行っている。

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