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村田製作所、ミライセンスを買収し完全子会社化:次世代型HMI技術の開発を加速
村田製作所は、3D触力覚技術を活用したハプティクスソリューション技術を提供するミライセンスを買収し、完全子会社とする。
3D触力覚技術を活用したハプティクスソリューションを提供
村田製作所は2019年12月、ミライセンスを買収し完全子会社にすると発表した。次世代型HMI(Human Machine Interface)技術の開発を加速する。
ミライセンスは、産業技術総合研究所(産総研)技術移転ベンチャーである。産総研が発明した脳科学ベースのハプティクス「錯触力覚」技術を普及させるため、2014年に創業した。錯触力覚をベースに開発した3D触力覚技術を活用し、ハプティクスソリューションを提供している。
ミライセンスのハプティクスソリューション技術は、任意の振動波形を用いて脳に錯覚を起こすことで、利用者にさまざまな質感や感触を知覚させる方式。物理工学をベースとした従来方式とは異なるという。
この技術によって、VRゲームなどデジタルコンテンツ上で表現された物体であっても、実物に触れているような柔らかさや手触り感を得ることができる。しかも、独自のプログラム技術や筐体設計技術により、小型で安価なハードウェアを用いて実現できるのが特長の1つでもある。
村田製作所は、自社のデバイス設計技術とミライセンスのハプティクスソリューションを組み合わせることで、ユニークな製品やサービスの提供を目指す。
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