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ST、STM32L4+マイコン用の開発ボードを発売製品開発の簡略化と期間を短縮

STマイクロエレクトロニクスは、マイクロコントローラ「STM32L4+」用の開発ボード「B-L4S5I-IOT01A」を発表した。

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FreeRTOSとSTM32Cubeの両方が利用可能

 STマイクロエレクトロニクスは2020年7月、マイクロコントローラ「STM32L4+」用の開発ボード「B-L4S5I-IOT01A」を発表した。AWS(Amazon Web Services)に接続して、速やかに利用することができ、製品開発の簡略化と期間短縮が可能となる。

 開発ボードには、STM32L4+や各種センサー、STSAFE-A110セキュアエレメント、Bluetooth 4.2とWi-Fiモジュール、プリントアンテナ付きNFCタグなどが搭載されている。特にArm Cortex-M4を搭載したマイコン「STM32L4S5VIT6」は、容量2Mバイトのフラッシュメモリや640kバイトのRAM、ハードウェア暗号化アクセラレーターなどを内蔵している。


STM32L4+用開発ボードの外観

 センサーとしては、静電容量式のデジタル相対湿度・温度センサー「HTS221」を始め、3軸地磁気センサー「LIS3MDL」、3軸加速度センサーと3軸ジャイロセンサーを集積した「LSM6DSL」、デジタル出力の大気圧センサー「LPS22HB」、ジェスチャー検知用のToF(Time of Flight)測距センサー「VL53L0X」および、無指向性のMEMSマイク2個などが実装されている。

 また、X-CUBE-AWS v2.0パックにより、FreeRTOS仕様のAWS通信フレームワークをSTM32Cube開発エコシステムに統合することができる。このため、追加ソフトウェアを開発しなくても、「FreeRTOS」と「STM32Cube」の両方を利用できるという。標準のOver-The-Airファームウェア更新(FOTA)など、AWSネイティブサービスもサポートしている。

 B-L4S5I-IOT01Aの参考価格は約54米ドルで、STのウェブサイトまたは販売代理店から購入できる。なお、X-CUBE-AWS v2.0 STM32Cube拡張パックは無償でダウンロードが可能となっている。

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