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IBM、量子ボリュームで自社最高の「64」を達成:量子コンピュータの計算能力拡大
IBMは、量子コンピュータの性能を表す「量子ボリューム」という指標で「64」を達成した。自社製品では最高値となる。
27量子ビットのシステムをアップグレード
IBMは2020年8月、量子コンピュータの性能を表す「量子ボリューム」という指標で「64」を達成したと発表した。自社製品では最高値となる。
量子ボリュームは、回路の長さや複雑さなど性能指標を表したもので、その値が大きいほど、計算能力は高くなるという。IBMは、新たなソフトウェアやハードウェア技術を組み合わせて、性能の改善に取り組んできた。
今回は、量子ボリュームの回路を最適に動かすための新たな手法などに着目。IBM Q Network内に配置された、27量子ビットで構成されるシステムのうちの1台をアップグレードすることで、量子ボリューム64を達成した。
なお、IBMはこれまで、量子ボリューム32の8システムを含め、過去4年間に28台の量子コンピューティングシステムをIBM Cloud上に配置しているという。
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