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新日本無線、GNSSフロントエンドモジュール量産:車載向けで実装面積の削減を可能に
新日本無線は、車載グレードのGNSSフロントエンドモジュール「NJG1159PHH-A」を開発、量産を始めた。小型で薄いパッケージを採用し、回路基板への実装面積を大幅に削減することが可能になる。
AEC-Q100グレード2に準拠、VDA6.3にも対応
新日本無線は2020年11月、車載グレードのGNSSフロントエンドモジュール「NJG1159PHH-A」を開発、量産を始めた。小型で薄いパッケージを採用し、回路基板への実装面積を大幅に削減することができる。
新製品は、「GPS」や「GLONASS」「BeiDou」「Galileo」を含むGNSS対応の1.5GHz帯向けフロントエンドモジュール。前段には、低損失で高い減衰特性を有するSAWフィルターを配置し、さまざまな通信機器からの妨害波を除去する。次に、雑音指数が低いLNA(ローノイズアンプ)で、微弱なGNSS信号を増幅する。これにより、GNSS信号の受信感度を向上させた。
新製品は、車載用電子部品信頼性規格「AEC-Q100グレード2」に準拠し、ドイツ自動車工業会(VDA)のプロセス監査「VDA6.3」にも対応している。NJG1159PHH-Aは外形寸法が1.5×1.1mm、厚みが最大0.5mmの小型ハーメチックシールドパッケージ「HFFP10-HH」で供給する。この他、動作電圧は2.8V、消費電流は3.7mAで、動作温度範囲は−40〜105℃になっている。参考価格は80円。
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