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EUV出荷は100台を突破、コロナ下でも増収増益のASML強い半導体需要が後押し

オランダASMLは2021年1月21日(現地時間)、2020年第4四半期および通期の業績を発表した。2020年第4四半期の売上高は43億ユーロ(約5400億円)で純利益は14億ユーロ(約1756億円)。2020年通期の売上高は、140億ユーロ(約1兆7560億円)で純利益は36億ユーロ(約4516億円)で、2019年に比べ増収増益となった。

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 オランダASMLは2021年1月21日(現地時間)、2020年第4四半期および通期の業績を発表した。2020年第4四半期の売上高は43億ユーロ(約5400億円)で純利益は14億ユーロ(約1756億円)。2020年通期の売上高は、140億ユーロ(約1兆7560億円)で純利益は36億ユーロ(約4516億円)。2019年に比べ増収増益となった。

 ASMLのプレジデント兼CEOを務めるPeter Wennink氏は、プレスリリースで、「2020年第4四半期の売上高は43億ユーロとなり、予想を上回った。これは主に、DUV(深紫外線)露光装置の追加の出荷およびアップグレードの実施によるものだ。EUV(極端紫外線)露光装置については、同四半期に9台を出荷し、8台で収益を計上した。第4四半期の受注は42億ユーロで、そのうち11億ユーロは6台のEUVシステムによるものだ」とコメント。「ASMLにとって、2020年は売上高と収益性の両面で力強い成長を遂げた年となった」と述べた。


2020年通期の売上高における、技術別/分野別/出荷先の地域別の比率。EUVシステムの売上高は43%を占めている。出荷先は、容易に想像できる通り台湾と韓国が多い 出典:ASML(クリックで拡大)

 通期の売上高である140億ユーロのうち、45億ユーロは、31台のEUVシステムの売上高だという。ASMLによれば、開口数が高いHigh-NAのEUVシステムの研究開発および製造も、2025〜2026年の適用に向け順調に進んでいるという。


ASMLは、開口数が高い次世代のEUVプラットフォームを開発中だ 出典:ASMLジャパン(2020年8月の「第6回 SEMI Japanウェビナー」の資料より) (クリックで拡大)

 ASMLによれば、EUVシステムの出荷は100台を突破した。2020年末までに、およそ2600万枚のウエハーがEUVシステムで処理されたという。2600万枚のうち、900万枚は2020年第4四半期に処理されたという。

 ASMLは、2021年第1四半期の業績について、売上高は39億〜41億ユーロ、売り上げ総利益率は50〜51%、研究開発費は6億2000万ユーロ、販管費は1億6500万ユーロを見込んでいる。

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