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富士電機、定格電圧1200VのIGBTを4製品追加:定常損失とスイッチング損失を低減
富士電機は、ディスクリートIGBT「XSシリーズ」として新たに、低損失を実現した定格電圧1200Vの4製品を追加、販売を始めた。無停電電源装置(UPS)やパワーコンディショナー(PCS)、EV(電気自動車)用充電器などの用途に向ける。
UPSやPCS、EV用充電器などがターゲット
富士電機は2021年3月、ディスクリートIGBT「XSシリーズ」として新たに、低損失を実現した定格電圧1200Vの4製品を追加、販売を始めた。無停電電源装置(UPS)やパワーコンディショナー(PCS)、EV(電気自動車)用充電器などの用途に向ける。
新製品は、定格電流が40AでFWD内蔵の「FGW40XS120C」とFWDなしの「FGW40XS120」、定格電流が75AでFWD内蔵の「FGW75XS120C」とFWDなしの「FGW75XS120」という4製品。パッケージはいずれもTO-247で供給する。
新製品には同社が第7世代と呼ぶIGBT素子を搭載した。チップ構造の最適化とシリコン基板の薄型化により、定常損失とスイッチング損失を低減している。同社従来製品と比べ、定常損失を約20%、スイッチング損失を約6%、それぞれ削減することができた。これによって、業界トップレベルの低損失を実現したという。
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