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Digi-Key、統合型部品リスト管理システムを発表:部品リスト全てを1カ所で管理
Digi-Key Electronicsは、統合型部品リスト管理システム「myLists」を発表した。同社顧客は「ゲスト」として利用でき、1カ所で自身の部品リストを容易に管理することが可能になる。
BOMマネジャーなどを集約、15種類超の新機能も追加
Digi-Key Electronicsは2021年6月、統合型部品リスト管理システム「myLists」を発表した。同社顧客は「ゲスト」として利用でき、1カ所で自身の部品リストを容易に管理することが可能になる。登録ユーザーは強化された機能にもアクセスできるという。
myListsは、これまで提供していた「BOMマネジャー」と「価格と在庫状況(PANDA)」および、「お気に入り」を1つに集約したシステム。これまでの機能を強化するとともに、15種類を超える新たな機能も追加した。これによって、部品管理の効率をさらに高めることができるという。
新たに追加した機能として注目されるのは、「製造中に紛失や破損した部品を補うために計画される過多量(仕損)を計算できる仕損計算機能」や、「部品リスト当たり最大1000品目をアップロードできる機能」「部品リスト表示のカスタマイズ機能」および、「在庫がある場合の代替部品候補提示機能」などである。
これ以外にも、「列の順序やデータの編集とファイルへのダウンロード機能」「部品リストおよび、ユーザーと共有された部品リストを2つのビューで区別する機能」「部品リストの管理をサポートするためのタグ追加」「部品当たり6種類の発注数量での価格設定リクエスト」といった新機能を追加している。
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