TE、CEATECでセンシング体験型ゲーム機器を展示:自社センサー、コネクターなど100点以上を利用
TE Connectivity(以下、TE/日本法人:タイコエレクトロニクス ジャパン)は、「CEATEC 2021 ONLINE」(2021年10月19〜22日、オンライン開催)に出展し、同社のセンサーやコネクター、アンテナなど25種、100個以上の電子部品によって構成したセンシング体験型ゲーム機器「ボディ・コネクティビティ」などを展示する。
TE Connectivity(以下、TE/日本法人:タイコエレクトロニクス ジャパン)は、「CEATEC 2021 ONLINE」(2021年10月19〜22日、オンライン開催)に出展し、同社のセンサーやコネクター、アンテナなど25種、100個以上の電子部品によって構成したセンシング体験型ゲーム機器「ボディ・コネクティビティ」などを展示する。
TEは今回、「Engineering the Future(未来をエンジニアリングしましょう)」をテーマに出展。電動化ニーズに向けた高電圧コネクターや自動運転に欠かせない高速通信コネクターおよびセンサー、5G(第5世代移動通信)アンテナなどを紹介する「未来のモビリティ」、スマートファクトリー化に向けたファクトリーオートメーション向け接続ソリューションおよび、協働ロボットの安全性能を高める「セーフティートルクセンサー」などを紹介する「未来のファクトリー」といった13の出展チャンネルで同社の製品、ソリューションを紹介する。
同社はさらに、上記の展示だけでなく、「TEの電子部品がいかに人とテクノロジーを『つなげる』か、を伝えたい」という思いから、センシング体験型ゲーム機器「センシングボディ・コネクティビティ」も展示する。このゲーム機器は、同社のセンサーやコネクター、アンテナなど25種、100個以上の電子部品を活用して作り上げたという。
センシングボディ・コネクティビティは、具体的には、利用者がボード上に乗って身体の重心移動によってモニターに表示されたクルマやロボットアーム、ドローンを操作するゲーム機器だ(下図)
具体的な構成は、利用者の重心移動をセンシングするため角に4つのロードセルセンサーが搭載されたボードのほか、電源回路や無線アンテナなどが組み込まれた4つの「ステーション」(上図内、ボード前に並ぶ4つの半球状のユニットを差す。「リレーやコネクター、抵抗、スイッチ、アンテナなどが多数使用されている」という)、そしてPCとなる。
ボードでセンシングされた情報がステーションを通してPCへと送られ、重心移動によって思う通りに操作できる、という仕組みだ。同社の説明担当者は、「約33万点ある当社の製品から、できるだけ多く、さまざまな製品を使っている。電子部品がいかに多くの種類、多くの用途があるかを知ってほしい」と説明していた。
なお、今回の展示では展示チャンネル「日本におけるTE Connectivity」内で1分のデモンストレーション動画を公開するのみとなったが、説明担当者は、「2022年には是非リアル展示会で体験してほしい」としている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「CEATEC 2021」が明日開幕、2度目のオンライン開催
「CEATEC 2021 ONLINE」が2021年10月19〜22日にかけて開催される。2020年に続き、2度目のオンライン開催となる。開幕に先立ち、同年10月18日に記者説明会がオンラインで行われた。 - TE、高精度のダイナミック傾斜センサーを発表
TE Connectivity(TE/日本法人:タイコエレクトロニクスジャパン)は、ジャイロスコープ補正を用いることで、高精度の傾斜出力を実現したダイナミック傾斜センサー「AXISENSE-G」を発表した。農業機械や高所作業車、建築機械などの用途に向ける。 - 2方向へ電波放射可能なミリ波5G用アンテナモジュール、村田製
村田製作所は2021年10月14〜15日、オンラインで説明会を行い、オンライン展示会「CEATEC 2021 ONLINE」(2021年10月19〜22日)に出展する製品について説明した。同社は、今回、2方向への電波放射が可能なミリ波5G(第5世代移動通信)小型アンテナモジュール「LBKAシリーズ」を初展示する。 - 「CASE」で車載半導体はどう変わるのか
ASEの普及で車載半導体が今後どのように変わっていくのか、どのようなプレイヤーが注目されるのか、目を離せない。ここでは直近のCASE関連の動きをまとめながら、今後の動向について考察してみる。 - アルプスアルパイン、IDECと合弁会社設立
アルプスアルパインとIDECは2021年7月30日、FA(ファクトリーオートメーション)、産業機械向け新製品の開発およびソリューション型ビジネスモデル確立を目的に合弁会社「IDEC ALPS Technologies」を設立する、と発表した。2021年9月1日に設立予定で、2022年後半に第1弾製品を市場投入していくという。 - ADASの新たな課題は「センサーのクリーニング」
自動車に、運転支援や自動運転向けに複数の種類のセンサーが搭載されるようになったことで、『予期せぬ事態』が生じている。