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ローム、マレーシア工場での新製造棟建設を決定アナログLSI、トランジスタの生産強化

ロームは2021年12月14日、マレーシアの生産拠点に新しい製造棟を建設すると発表した。

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 ロームは2021年12月14日、マレーシアの生産拠点に新しい製造棟を建設すると発表した。需要が拡大するアナログLSIとトランジスタの生産能力の増強を図る狙いで、2023年8月の完成を予定する。

マレーシア工場の生産能力は約1.5倍に

 新棟を建設するのは子会社ローム・ワコーのマレーシア製造子会社ROHM-Wako Electronics(Malaysia)Sdn.Bhd.(以下、RWEM)。RWEMでは2017年に製造棟が稼働し、以来、ダイオードなどの個別半導体の生産を実施してきた。

 今回、さらなる生産能力強化を図ると同時に、事業継続マネジメント(BCM)の観点からアナログLSIとトランジスタ生産の多拠点化を進めるため、新棟の建設を決定した。新棟は地上3階建て、建築面積9860m2、延床面積2万9580m2で、2022年1月に着工する予定。新棟によりRWEMの生産能力は約1.5倍に達する見込みだ。


新棟の完成予想図[クリックで拡大] 出所:ローム

 ロームでは「今後も市場の状況を捉えながら、中期経営計画に基づいた生産能力の強化を進めるとともに多拠点生産体制や在庫管理、設備の防災化などを徹底し、顧客への安定供給に努めていく」としている。

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