後付けの非接触センサー+顔認証を搭載した決済端末:東京ドームの店舗でも導入
ソフトウェアの受託開発事業を手掛けるメタテクノは「第11回 IoT & 5Gソリューション展【春】」(2022年4月6〜8日、東京ビッグサイト)で、非接触技術と顔認証技術を融合した決済用タブレットを展示した。既に、東京ドームの一部店舗で導入されている。
ソフトウェアの受託開発事業を手掛けるメタテクノは「第11回 IoT & 5Gソリューション展【春】」(2022年4月6〜8日、東京ビッグサイト)で、非接触技術と顔認証技術を融合した決済用タブレットを展示した。既に、東京ドームの一部店舗で導入されている。
メタテクノは、スウェーデンのneonodeが開発する非接触センサーの国内販売と、ソフトウェア面でのサポートを行っている。同非接触センサーは赤外線を使用するもので、指やペンなどに反射した赤外線から、その位置や動きを検出する。Android端末などに“後付け”できることから、既存の端末やパネルを簡単に非接触対応にできるので、特に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)下ではニーズが高くなっている。
今回展示した端末は、neonodeの非接触センサーと、パナソニック コネクトの顔認証技術を統合したもの。メタテクノが、非接触センサーと端末を含めたハードウェアを提供し、そこにパナソニック コネクトが顔認証技術を実装した。デモでは、食堂でメニューを選択し、顔認証でキャッシュレス決済を行うというアプリケーションを想定した。
メタテクノは「せっかく顔認証によるキャッシュレス決済を導入しても、その前段階でメニューや品物を選ぶ際、タブレットに直接触れてボタンをクリックしなければならないのであれば、衛生面でのメリットが大きく下がる。非接触センサーを取り付ければ、そこを解決できる」と説明する。「neonodeの非接触センサーに対する引き合いはコンスタントにある。今回、東京ドームの店舗で、実証実験ではなく、実際に導入できたことは大きな進歩だ」(メタテクノ)
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