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2D GPUや音声検出器を集積、低消費電力BLE対応MCUembedded world 2022(2/2 ページ)

ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は、ドイツ・ニュルンベルクで開催された組み込み技術の展示会「embedded world 2022」(2022年6月21〜23日)において、音声検出器や2D GPUなどを集積したBluetooth Low Energy(BLE)対応MCU「SmartBond DA1470x SoC(System on Chip)ファミリー」(以下、DA1470x)を初出展し、実際のデモなどを紹介した。

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Cortex-M85搭載マイコンの動作デモを「業界初」の展示

 また、ブースではArmが2022年4月に発表した「Cortex-M85」を搭載したマイコンの実動作デモも「業界で初めて」(同社)展示していた。


Arm Cortex-M85搭載マイコンを載せたボード[クリックで拡大]

 「Arm Cortex-M85」は、6CoreMark/MHz以上の高い周波数性能と高度なDSP(デジタル信号処理)/ML(機械学習)処理を可能にするMプロファイルベクトル演算拡張機能「Heliumテクノロジー」などが特長。ルネサスは、現在、同プロセッサ搭載の新シリーズのRAマイコンを開発中だ。

 説明担当者は「新デバイスでは、エッジAI(人工知能)や音声/視覚AI、予知保全型のAIアプリケーションなど、高性能なアプリケーションをターゲットとしている。また、マルチアクセス、マルチモーター制御など、高い性能/DSP性能が要求されるアプリケーションも対象となる。産業用オートメーション、医療用デバイス、ビルディングオートメーション、スマートホーム用デバイスなど、多くの市場セグメントをカバーする汎用デバイスとなる予定だ」と語った。

 ブースでは、JPEG画像を取り込み、ディスプレイに送信するデモとカメラモジュールからのライブストリームをLCDディスプレイに送信するという2つのデモを展示していた。

 Cortex-M85搭載のRAマイコンは2024年にリリース予定だという。

実際のデモの様子[クリックで動画再生] 出所:ルネサス エレクトロニクス
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