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東陽テクニカ、音声品質評価装置の新モデルを発売:96kHzサンプリングレートに対応
東陽テクニカは、Opale Systems製音声品質評価システム「MultiDSLA」の新モデル「DSLA3」について、2022年8月1日から国内販売を始めた。
6スロットのシャーシと各種ラインモジュールで構成
東陽テクニカは、Opale Systems製音声品質評価システム「MultiDSLA」の新モデル「DSLA3」について、2022年8月1日から国内販売を始めた。
新製品は、6個のスロットを備えた「DSLA3シャーシ」と、「RJ11PSTN FXOアナログラインモジュール」および、「RJ22アナログハンドセットモジュール」などで構成される。音声品質客観評価アルゴリズムを用いることで、さまざまな音声サービスや音声端末機器の音声品質を評価することが可能だ。
特に新モデルでは、96kHzのサンプリングレートに対応するA-D変換回路搭載のモジュールを組み込んだ。PSTN回線や電話機ハンドセット、PTTなどのモバイルデバイスに接続できる各種モジュールを組み合わせることで、ラボ試験やフィールド試験、音声品質管理などの用途に適用できるという。
また、2023年3月には携帯端末機評価やハンドセット評価といった用途に向けて「HATS用バランスポートモジュール」を、2024年6月にはより小型化した「スモールフォームファクター」を、それぞれ発売する計画である。
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