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自動車以外の市場が「明らかに変調」、ルネサスCEO3Q決算は増収増益(3/3 ページ)

ルネサス エレクトロニクスは2022年10月26日、2022年12月期(2022年度)第3四半期(7〜9月期)業績(Non GAAPベース)を発表した。売上高は3876億円(前年同期比50.0%増)、営業利益は1428億円(同590億円増)、当期純利益は964億円(同335億円増)で増収増益となった。なお為替影響を除いた当期純利益は1154億円(同491億円増)としている。

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稼働率と設備投資詳細

 第3四半期のウエハー投入量ベースの稼働率は約85%だった。第4四半期では年末年始に各工場の定期メンテナンスを行う予定のため、若干の稼働率減を見込んでいる。


ウエハー投入量ベースの前工程稼働率四半期推移[クリックで拡大] 出所:ルネサス エレクトロニクス

 設備投資では、300mmウエハー対応のパワー半導体生産ラインとしての甲府工場の再稼働を中心に、「第2四半期までに大きな増産投資は案件はいったん完了している」としており、第3、第4四半期では1桁%半ば程度の設備投資を予定している。なお、甲府工場への投資に関しては、「われわれの製品は、各所から非常に高い評価を受けている。長期的には車載を中心にSiC(炭化ケイ素)へとシフトするとは言いつつも、廉価品、あるいは産業用を中心にしてIGBTの伸びは強く、自信を持って投資をしている」と述べていた。


設備投資額の状況[クリックで拡大] 出所:ルネサス エレクトロニクス
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